中高生がロケット世界大会へ!小石川中等教育学校ロケット班クラウドファンディング
【2025年6月2日 星ナビ編集部】
レポート:梅本真由美
東京都立小石川中等教育学校の物理研究会ロケット班(以下、小石川ロケット班)が、全国大会での優勝を経て、フランス・パリで行われる世界大会「International Rocketry Challenge」(IRC)に挑むべく、現在 クラウドファンディングで支援を募っています(2025年6月29日 23:59まで)。
モデルロケットの世界大会「IRC」に高校生チームが出場!世界一位を目指します!
小石川ロケット班は現班長が中学1年生だった2022年に立ち上げた活動です。最初の全国大会では悔しい最下位でした。それでも「自分たちの手で空を飛ぶロケットを作りたい」という思いで、ひたすら設計、製作、試験、解析を繰り返し、2024年には「モデルロケット全国大会」と「ロケット甲子園」でダブル優勝を果たし、ついにIRC日本代表の座をつかみました。
しかし、機体開発に必要な資材費、世界大会への渡航費や滞在費など、それら全てを10代の力だけでまかなうのは極めて困難です。応援の輪を広げるため、ロケット班は日々、情報発信も行っています。メンバーたちの情熱と軌跡はこちらからご覧いただけます。
青春の全てをつぎ込んだロケットで世界へ。未来をつくるチャレンジに、ぜひ、あなたの力を貸してください。
「ロケット甲子園」とは、中高校生を対象としたロケット競技の全国大会。大型機体(65cm~1m)を用い、3~10人のチームで挑戦。50チームほどが参加する。宇宙飛行士に見立てたロケットに生卵2個を搭載し、既定の高度に達した後、卵を無傷で回収できるかを競う
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