はえ座に9等の新星が出現

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南十字星の南に位置するはえ座に、9等とやや明るめの新星が発見された。

【2026年5月28日 高橋進さん】

超新星サーベイのASAS-SN(All-Sky Automated Survey for Supernovae)のグループが5月24日、はえ座に8.6等(g等級)の新天体を発見しました。ASAS-SNによると、この天体は5月11日ごろから10等以上の明るさで見えていたようですが、2週間ほど出現に気づかれていませんでした。

新星の位置
新星の位置。画像クリックで星図拡大(「ステラナビゲータ」で星図作成)

新星の光度曲線
新星の光度曲線(ASAS-SNデータより高橋さん作成)

チリのセロ・トロロ汎米天文台の口径4.1m望遠鏡による分光観測で、この天体には、わずかに赤化された連続スペクトルと、H、He I、Fe IIの強い輝線が認められました。また、輝線スペクトルにはP Cygプロファイルも見られました。これらのことから、この新天体は古典的新星と思われます。

はえ座みなみじゅうじ座(南十字星)の南に隣接する小さい星座です。これほど南にあるため、今回の新星は日本からは(事実上)見えません。

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