わし座に新星が出現

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7月1日、わし座に12等級前後の新星が出現した。

【2026年7月3日 高橋進さん/Transient Name Server

DCAP(Daily CV Alert Project)は、米・パロマー天文台の観測プロジェクトZTFのデータから突発天体を検出するプロジェクトです。このDCAPが7月1日7時19分(世界時、日本時では1日16時19分)に、わし座の領域に出現した新天体(g等級で14.45等、r等級で12.53等)を発見しました。約13時間後にロシアのニューミルキーウェイ(New Milky Way:NMW)サーベイチームもおよそ12等で独立に検出したと報告しています。

確認画像
確認画像(撮影:吉本勝己さん

発見の報告を受けて、伊・アシアゴ天文台、南アフリカ天文台の反保雄介さん、岡山県の藤井貢さんたちが分光観測を行いました。その結果、P Cygプロファイルを伴なった輝線などが観測され、この天体が古典新星であることが確認されました。測光観測では赤くとらえられていて、星間物質による強い赤化を受けたものとみられています。

新星のスペクトル
新星のスペクトル(提供:藤井さん、Hα輝線部の追記は高橋さんによる)

新星の位置
新星の位置。画像クリックで星図拡大(「ステラナビゲータ」で星図作成)

梅雨の晴れ間にぜひ、カメラや望遠鏡を向けてみてください。

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