天体画像処理ソフト「ステライメージ8」が8.0cにアップデート 回転アンシャープマスクでコロナのディテールを再現

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天体画像処理ソフト「ステライメージ8」用アップデータを無償公開しました。コロナの微細構造を再現する回転アンシャープマスクを新たに搭載したほか、ニコンとソニーの3機種のRAWデータ読み込みに対応しています。

【2017年9月29日 アストロアーツ

今回の「8.0アップデータ」では、皆既日食を撮影したコロナ画像の微細構造を再現する「回転アンシャープマスク」機能を搭載しました。回転アンシャープマスクは塩田和生氏の考案による、コロナ画像のディテールを表現する処理手法です。従来は手作業で行っていた複数の処理ステップを、簡単な操作で結果を確認しながら美しい画像に仕上げられます。

回転アンシャープマスク処理 多段階でバッチコンポジットした画像を回転アンシャープマスクで処理。放射状の模様が鮮明に浮き上がる。クリックで画像拡大(コロナの画像提供:真砂礼宏氏)

また、ニコン D7500とD5600とソニー α9のRAWデータ読み込みに対応。高解像度(高DPI)ディスプレイでの表示にも対応し、超高解像度のノートPCや4K液晶モニターでも使いやすくなりました。

体験版も公開していますので、ぜひお試しください。

星ナビ2017年11月号
星ナビ2017年11月号「日食を撮る」で、ステライメージ8の回転アンシャープマスクを使用したコロナ画像処理について解説しています。

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