マーズ・オデッセイ、エアロブレーキングを無事に完了
【2002 年 1 月 18 日 2002 JPL News Releases】
大気の摩擦を利用して軌道を修正する「エアロブレーキング」をおこなっていた NASA JPL(ジェット推進研究所)の 2001 マーズ・オデッセイが、11 日にエアロブレーキングを完了した。
エアロブレーキングはこの計画の中でも最も難易度の高いところの一つであったが、これを無事に切り抜けられたのは大変喜ばしいことだ。今後マーズ・オデッセイはさらに数週間かけて軌道の微調整をおこない、最終的には火星上空 400km を円軌道で周回するようになる。地表のマッピングなどの本格的な科学探査は 2 月下旬には始まる予定だ。