ニューホライズンズ、旅の中間点に到達
【2010年1月6日 New Horizons News】
2006年に打ち上げられたNASAの太陽系外縁天体探査機「ニューホライズンズ」が旅の中間点に到達し、地球からの距離よりも冥王星までの距離のほうが短くなった。
ニューホライズンズは2006年1月19日に米国フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げられた。4年間の飛行で、地球から約24億6300万km、冥王星から24億6200万kmの距離まで到達。中間点を過ぎた。
ニューホライズンズの主任研究員をつとめる、米・サウスウエスト研究所(SwRI)のAlan Stern氏は、「わたしたちミッションチームでは、まだ長い旅が続くことはわかっていますが、太陽系横断の旅において、重要な記念すべき地点に探査機を到達させることができ、誇りに思います」と話している。
ニューホライズンズは、土星と天王星の軌道の間を1日に120万kmという猛スピードで冥王星へ向かっているが、太陽系のフロンティアとも言える冥王星への到着は、5年半先の2015年6月の予定だ。