インドが同国初の火星探査機打ち上げ
【2013年11月6日 ISRO/Spaceflight Now】
インド宇宙研究機関が5日、同国初の火星探査機打ち上げに成功した。2014年9月に火星到着予定となっている。
インド宇宙研究機関(ISRO)は11月5日午後6時8分(日本時間)、同国初の火星探査機「マーズオービター」をPSLVロケットにより打ち上げた。同機はインド南東部にあるサティシュ・ダワン宇宙センターを出発した44分後に太陽電池パネルを展開、打ち上げ成功が確認された。
地球を周回する楕円軌道を12月1日に離れて火星に向かい、2014年9月24日に数百km〜8万kmの火星周回軌道に入る。探査機の工学技術実証がミッションの主な目的ではあるが、大気中のメタンの測定や地表の組成解析などの科学観測を行う。
今月18日には、NASAの火星探査機「メイブン」の打ち上げも行われる。