星ナビ機材セレクション
みんなが待っていた経緯台の決定版
「ビクセン ポルタ経緯台」
アストロアーツオンラインショップ特価 16,800円(税込)
「ビクセン ポルタ A80Mf」
アストロアーツオンラインショップ特価 39,480円(税込)
「ビクセン ポルタ R130Sf」
アストロアーツオンラインショップ特価 43,680円(税込)
※2008年7月、ポルタシリーズは改良型のポルタIIシリーズに切り替えられ、価格も改定されました。基本的な操作に変更はありません。
2005年7月20日
手動式経緯台の神髄は軽快さ
さて、実際にポルタA80MfとポルタR130Sfで星空を眺めてみた。まず、両機を触ってみて好印象なのが、フリーストップなので鏡筒を向けたい位置に「スッ」と動かすことができることである。この軽快さが非常に気持ちがいい。思考に直結した自らの動作で望遠鏡を自由に扱えることが、小型のフリーストップ経緯台の醍醐味だ。極軸合わせやコントローラーの初期設定も必要ない。フリクションの調整も付属の六角レンチで簡単にできるので、好みの堅さにすることが可能である。
鏡筒をつかんで自由に両軸を動かし、ファインダーに目的の天体を捉えたら、望遠鏡のアイピースをのぞきながら微動ハンドルを操作して天体を視野の中心に移動させればよい。肉眼でも容易に見つけられる月や明るい惑星なら、どんな自動導入望遠鏡よりも高速に導入可能だ。実際にファインダーを正確に合わせておけば、150倍程度の倍率でも望遠鏡の視野内に天体を導入することができた。
もちろん、天体を自動で追尾しないので、両軸の微動ハンドルを常に回転させなければならない。しかし、ポルタA80Mfと付属のPL6.3mmでの144倍でも、せわしなく微動ハンドルを操作し続ける必要はなかった。視野内を動いていく天体を眺め、視野の端まで移動したら再び微動ハンドルで視野中心に導入し直すという操作で、観望を楽しめた。高倍率では微動ハンドルに触れているとどうしても振動を拾うので、間欠的な微動ハンドルの操作がよいだろう。
いずれの光学系も、見え味は価格と口径に見合ったものという印象である。とはいえ、入門者が月、明るい惑星や星雲星団、それなりに離隔のある二重星などを楽しむにはじゅうぶんだろう。何より、ポルタは使い勝手に優れ、入門者だけでなくベテランでも満足できる経緯台で、万人に安心して勧められる機種である。
形式 | 経緯台 |
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微動 | 上下・水平動ウォーム全周微動、 上下水平微動ハンドル付 上下左右フリーストップ、固さ調整機構付 |
鏡筒着脱 | アタッチメント着脱方式 (鏡筒落下防止ネジ付) |
三脚 | アルミ製2段伸縮式 (アクセサリートレイ付)、 長さ90〜130cm |
重さ | 5.5kg(三脚含む) |
価格 | 21,000円 |
架台部 | ポルタ経緯台 |
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鏡筒部 | 屈折式アクロマート、マルチコート 有効径:80mm 焦点距離:910mm(F11.4) 分解能:1.45秒 極限等級:11.3等星 集光力:131倍 |
サイズ・重さ | 長さ860mm 外径90mm 鏡筒のみ2.5kg |
ファインダー | 6倍30mm |
接眼レンズ | PL20mm(46倍)、PL6.3mm(144倍) |
付属品 | 天頂プリズム31.7mm、星座早見盤、 天体ガイドブック |
総重量 | 8.0kg |
定価 | 49,350円 |
アストロアーツ オンラインショップ特価 |
39,480円(税込) |
架台部 | ポルタ経緯台 |
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鏡筒部 | ニュートン反射式、マルチコート 有効径:130mm 焦点距離:650mm(F5) 分解能:0.89秒 極限等級:12.3等星 集光力:345倍 |
サイズ・重さ | 長さ572mm 外径160mm 鏡筒のみ4.0kg |
ファインダー | 6倍30mm |
接眼レンズ | PL20mm(33倍)・PL6.3mm(103倍) |
付属品 | 星座早見盤、天体ガイドブック |
総重量 | 9.5kg |
価格 | 54,600円 |
アストロアーツ オンラインショップ特価 |
43,680円(税込) |
問い合わせ:株式会社ビクセン ホームページ http://www.vixen.co.jp/