天体画像処理ソフト「ステライメージ9」および「公式ガイドブック」発売!9.0aアップデータ、試用版も公開
【2020年12月21日 アストロアーツ】
天体写真のために設計・開発された画像処理ソフトウェア「ステライメージ」を大幅に高速化した最新版「ステライメージ9」が、本日12月21日に発売されました。
「ステライメージ9」では処理の高速化を第一の軸に、一連のフローにおいてより洗練された操作性を追求しました。
「自動処理モード」はより多機能となりながらも使いやすく、また新搭載「セルフフラット補正」など機能面も進化。初心者から中上級者まで、迷わず快適に天体画像処理に集中できる土壌を提供します。より高速化した「ステライメージ9」が、作品づくりにおける「創造力」を発揮するためのパートナーとしてあなたを強力にサポートします。
■ 大幅な高速化を実現
昨今のデジタルカメラの高画素化に対応するため画像処理エンジンを刷新。CPU性能を十分に引き出すことで従来の約3~10倍の高速化を実現しています。処理速度比較について詳しくは下図のほか、ステライメージ9製品ページの「高速化」をご参照ください。
■ 新機能「セルフフラット補正」で光ムラを簡単除去
フラット画像を撮影していなくても、画像自体からフラットフレームを作成し補正を行える「セルフフラット補正」機能を搭載しました。光学系の周辺減光や迷光、センサー上のゴミなどによって発生する光ムラを取り除きます。
■ 従来の自動処理モードも多彩に
「自動処理モード」での画像処理がさらに効率的に。「コンポジットパネル」での自動位置合わせは、天体に合わせたより細かい設定によって精度を向上しました。また画像調整パネルには「セルフフラット」「スターシャープ」「スターエンハンス」機能を追加し、上から下へ流れるような操作感で画像を仕上げていくことができます。
■ 画像処理の基本から応用的な実践まで網羅した「公式ガイドブック」
待望の「ステライメージ9 公式ガイドブック」が同時発売。天体画像処理の基礎理論からステライメージを使用した実践方法までを網羅した充実の内容と見やすいオールカラーで、ステライメージユーザー必携の一冊です。天体画像処理初心者の方は画像処理の基本的な理論から体系的に学ぶことができ、中上級者の方にはより高いレベルに導く応用的なヒントを提供します。
《「ステライメージ9」概要》
- ■ 製品名:
-
- ステライメージ9
- ■ 発売日:
-
- 2020年12月21日(月)
《販売形態および価格(全て税込み)》
〈新規購入〉
製品 | パッケージ | ダウンロード | |
---|---|---|---|
ステライメージ9 | 30,800円 | 27,720円 | |
公式ガイドブック | 4,400円 | - | ※1 |
ステライメージ9+公式ガイドブック | 33,440円 | 30,096円 | ※2 |
※1 「公式ガイドブック」ダウンロード(PDFファイル)単体の販売はございません。
※2 ダウンロードでご購入いただける「公式ガイドブック」はPDFファイルでのご提供となります。
○旧バージョンからの優待バージョンアップ
「ステライメージ7」「ステライメージ8」の登録ユーザー様には、優待アップグレードのご案内・お申込書を送付しております。詳しくは製品ページをご覧ください。
●「9.0aアップデータ」公開
「ステライメージ9」の最新アップデータ「9.0a」を公開しました。「ステライメージ9」をお使いの皆様は、製品ページの「アップデータ」よりダウンロード・インストールを行ってください。
※詳しい修正内容の一覧は、製品ページの「アップデータ」より「リリースノート(修正内容一覧)」をご参照ください。
●試用版について
ステライメージ9では、30日間全ての機能をお使いいただける「試用版」を公開しています。事前にお客様のPCや撮影画像を使用して、製品のパフォーマンスや操作性、RAWデータ読み込み対応などをご確認いただけます。
また、製品版をご購入いただき「シリアル番号」を取得されましたら、試用版のアプリケーション内から「製品版ライセンス登録」を行うことで、別途インストール不要でそのまま製品版のステライメージ9をご使用いただけます。
〈関連リンク〉
- アストロアーツ: 「ステライメージ9」
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