「はやぶさ」地球帰還に向け運転を開始
【2007年4月25日 JAXA プレスリリース】
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、4月25日午後2時30分(日本時間)、小惑星探査機「はやぶさ」が地球帰還に向け、本格的な運転段階に入ったことを発表した。
「はやぶさ」の2010年6月の地球帰還を目指して、今年2月から慎重に準備が進められてきた。現在、姿勢制御装置3基のうち2基に不具合が生じており、イオンエンジンも劣化している。そのため運転方法の確立にじゅうぶんな検討が必要とされていたが、対策にめどがついたとして、帰還に向けた運用開始となった。
なおJAXAは、今後も細心の注意と最大限の努力をもって運用に取り組みたいとしている。