ロシア隕石、数百kgの巨大破片を回収
【2013年10月17日 RIA Novosti】
今年2月にロシア・ウラル地方に落下した隕石のうち、最大のものと思われるおよそ600kgの破片が回収された。
隕石が回収されたのは、天体落下時の衝撃波により1000人以上のけが人が出たチェリャビンスクの郊外にあるチェバルクリ湖。この湖周辺では隕石落下直後から大小の破片が多数回収されているが、湖底から引き上げられた今回の隕石はもっとも大きく、メインの破片とみられている(画像)。
回収作業中に3つに割れ、合わせておよそ600kgという重さに耐えきれずに計量器が壊れてしまうというハプニングも。分析研究に供された後は、地元の博物館で展示される予定だという。
今年2月15日にロシア上空を襲った天体は、もとは重さ1万t、幅17mのアポロ群小惑星と推定されている。