2000年

モノトーンにおおわれていた周囲の景色に、わずかづつ変化が現れはじめる。陽射しも徐々に強くなり、柔らかな緑が目に飛び込んでくる季節となる。8日から10日にかけて月が相次いで惑星に接近して楽しませてくれる。

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今月の星空 バックナンバー

 

天頂付近には、明るい2つの星が仲良く並んでいるのが分かる。ふたご座のカストルとポルックスで、弟のポルックスのほうがやや明るく1等星で、カストルは2等星だ。冬の星座は西空に回り、代わって東の空からは春の星座たちが姿を現す。しし座はすでに南東の高いところに見えている。

北の空のカシオペヤ座は徐々に低くなり、北斗七星が北東の中天で見やすくなる。これから夏までは、北極星を探す良い目印となる。

今月のイチオシ:この時期の夕方の西空には、地平線に近いところから順に、火星(1.3等)、木星(-2.1等)、土星(0.1等)と3つの惑星がほぼ直線状に並んでいるが、8日から10日にかけてこれに月が加わってにぎやかになる。午後7時ごろが見ごろで、3日間同じ時間に観察すると、月が太りながら移動して行くようすがよくわかる。


日付 曜日 月齢 天文現象
1 24.6 水星が内合
2 25.6 冥王星が西矩
5 28.6 啓蟄
6 29.6 ●新月
8 1.9 3/8〜10、夕方、月が火星、木星、土星に接近
13 6.9 上弦
17 10.9 彼岸の入り
20 13.9 ○満月
      春分
28 21.9 下弦
29 22.9 水星が西方最大離角

 

水星…×1日内合/見えない→△29日西方最大離角、明け方東低い
金星…×明け方東低い
火星…△夕方西
木星…○夕方西
土星…○夕方西
天王星…×明け方東南東低い
海王星…△明け方南東
冥王星…×明け方南中


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