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晩秋の東の空からは、オリオン座をはじめとする冬の星座がいっせいに顔を出し、冬の訪れが近いことを教えてくれる。防寒具の必要な季節の到来だ。20日に土星、28日に木星と見ごたえのある2つの惑星が相次いで衝を迎え、観望の好機となる。 |
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ペガスス座が天頂に昇り、秋の星座探しの目印となっている。南の地平線近くには、つる座、ほうおう座、ちょうこくしつ座、ろ座といった聞きなれない星座たちがあるがどれも暗く見つけにくい。
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北東の空には、おうし座、ぎょしゃ座、オリオン座、ふたご座など冬の星座が姿を現わし、夜空は一気に華やかさを増してくる。むしろ頭上に広がる秋の星座たちより良く目立つ。北斗七星は地平線付近にあって見つけにくい。
今月のイチオシ:11月の終わりになると、夕暮れは早く、午後5時半にはあたりがずいぶんと暗くなってしう。29日の西空では月齢3の細い月と、マイナス4等級に輝く金星が接近して、美しい眺めを楽しませてくれる。地上の夜景などと一緒に写真に残しておきたい現象だ。 |
水星…×見えない→15日西方最大離角、明け方東→×明け方東低い
金星…○夕方南西低い→◎夕方南西
火星…○明け方南東
木星…◎28日衝、夜中南東高い/おすすめ
土星…◎20日衝、夜中南東高い/おすすめ
天王星…△夕方南中
海王星…△夕方南西
冥王星…×夕方西低い
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