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冬の大三角形が夕方の東空高く昇ってくる頃、夜空は冴えわたり、星々がきらびやかに輝く冬が訪れる。冬の夜空には7つもの1等星が華やかに競演している。14日のふたご座流星群と、30日の月と金星のランデブーは見逃せない。 |
夕方の北西の空には夏の星座、南西の空には秋の星座たちが残っていて、夏の大三角、秋の四辺形、冬の大三角を一度に見ることができる。
南東の空に昇ったオリオン座の足下から南の地平線にかけては、エリダヌス座が大きく蛇行しながら伸びているが、暗い星が多いので、実際の空で星座の形をたどるのは容易ではない。全天一の明るさを持つ、おおいぬ座のシリウスが東の低空でひときわ明るく輝いているのが目立つ。
今月のイチオシ:30日の夕方に、月齢5の月が西空で金星に接近する。金星はマイナス4.3等級と非常に明るいので、夕方5時半ころには十分見えているはずで、薄明の空に美しいランデブーが見られる。このようすはデジカメやコンパクトカメラでも簡単に写せるので、地上風景とともに写真に残しておこう。 |
水星…×26日外合/見えない
金星…◎夕方南西高い/おすすめ
火星…○明け方南東高い
木星…◎夕方東高い/おすすめ
土星…◎夕方東高い/おすすめ
天王星…△夕方南西
海王星…×夕方西低い
冥王星…×6日合/見えない
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