2020年9月3日 ケレスがみずがめ座で衝

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9月3日、準惑星ケレスがみずがめ座で衝となる。明るさは約8等級で、双眼鏡や小型の天体望遠鏡で見つけられる。

星図

宵のころ南東の空に見えているみずがめ座に位置する準惑星ケレスが、9月3日に衝となる。太陽‐地球‐ケレスがまっすぐに並び、一晩中見える時期だ。

明るさは約8等級で、空が暗ければ双眼鏡や小型の天体望遠鏡でも見つけられる。みなみのうお座の1等星フォーマルハウトの真北あたりと見当をつけて、星図を頼りに探してみよう。夜空では1か月後に地球と最接近する火星の明るさや、南の空で並ぶ木星土星が目を引いているが、ぜひケレスも探してみよう。

ケレスは火星軌道と木星軌道の間の「小惑星帯」の中にあり、パラス、ジュノー、ベスタとともに「四大小惑星」と呼ばれる。1801年に発見された小惑星番号1番の天体で、小惑星帯の中では最大の直径約940km(平均)という大きさだ。2006年に冥王星などとともに準惑星に分類された。

ケレスの位置 ケレスの位置。括弧内は等級。星図の星は9等級まで

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