2025年10月9日 10月りゅう座流星群が極大

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2025年10月9日、10月りゅう座流星群の活動が極大となる。8日深夜が見やすい時間帯だが数は少ない。

星図

10月9日、10月りゅう座流星群の活動が極大となる。極大時刻は4時ごろと予測されており、放射点の高度を考慮すると8日深夜が見やすい時間帯となる。

活動が小規模な群であることに加えて、満月過ぎの月明かりの影響が大きいため、目にできる流星数は1時間あたり数個程度とみられる。一方で、突発出現の可能性が指摘されているほか、今年3月に母天体のジャコビニ・チンナー彗星が回帰(太陽最接近)したこともあり、念のために注意しておきたい。対地速度が遅く、ふわっとした独特の印象が特徴的な流星群だ。

母天体の名前から「ジャコビニ流星群」という名称でも知られるこの流星群は、過去に何度か大出現を見せたことがあり、1933年や1946年には1時間あたり数千個もの流星を降らせた。近年では1985年、1998年、2011年にかなり活発な活動が見られたほか、2018年にも1時間あたり数十個~100個というかなり活発な活動が北欧などで見られ話題となった。