「銀河の里キゴ山」のプラネタリウムがリニューアル、メガスター・ネオとステラドームプロのハイブリッド
【2018年3月27日 大平技研/アストロアーツ】
石川県金沢市の郊外にある「銀河の里キゴ山」(キゴ山ふれあい研修センター)のプラネタリウムが4月1日(土)にリニューアルオープンする。
システム構成は、大平技研の最新型プラネタリウム投影機「MEGASTAR-Neo(メガスター・ネオ)」と、アストロアーツの「ステラドームプロ」のハイブリッドだ。
メガスター・ネオは業務用の超小型光学式プラネタリウム投影機で、本体球体部分の直径がわずか320mm、重量約33kgと非常にコンパクトだ。可搬性やメンテナンス性に優れており、投影中に観客の視界を妨げにくいという特長も備えている。ドーム直径5~15mの小~中型のプラネタリウム施設向けの製品となっており、超高輝度白色LEDで100万個の恒星がシャープに映し出される。
今回、銀河の里キゴ山に設置されたメガスター・ネオは特別仕様で500万個の恒星が投影される。正式名称は「MEGASTAR-Neo-KANAZAWA」で、公募により「ほしたまごん」という愛称が付けられた。名付け親の小学生によると「卵の形をしていて、そこから沢山の星が出てくるので、ほしたまごんとしました」とのことだ。
また、ステラドームは4Kプロジェクター3台で投影を行い、いわゆる4Kデジタルプラネタリウムとなっている。
3月25日(日)にはリニューアルセレモニーが行われ、山野之義 金沢市長の挨拶や、メガスター開発者の大平貴之さんによるお披露目、「かわさき宙と緑の科学館」の國司眞さんの特別投影などが行われた。また、観望会を支えている「金沢星の会」のみなさんへの内覧会も行われた。
銀河の里キゴ山は天文台や宿泊施設のある複合施設で、金沢市と国立天文台とも提携を行っている。パワーアップしたプラネタリウムを起爆剤として、今後の宇宙教育推進の拠点としてさらに発展させていくとのことだ。
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