黒部市吉田科学館のプラネタリウムがリニューアルオープン
【2016年5月2日 アストロアーツ】
吉田科学館は1986年にオープンしたが、このたび館山黒部ジオパークの拠点施設となったことで、黒部の大地から地球を飛び出して宇宙へと広がる空間を体験できる施設になるようにプラネタリウム機器を更新した。
プラネタリウム本体は従来からのコニカミノルタプラネタリウムのMS-20をLED化し、恒星原版も一新して約40万個の星を従来よりも明るく映し出せるようにした。
デジタルプラネタリウムは、4Kプロジェクタの2台スタックでメディアグローブΣが導入されている。また、国立天文台の協力により全天3D版のMitakaも導入され、2台のプロジェクタで立体視ができるようになっている。吉田科学館のドーム径は20mだが、全国でも唯一のシルバースクリーンを採用しているので、立体視でも十分な明るさで宇宙を体験できるようになっている。20mで立体視できるプラネタリウムは世界でも珍しい。
さらに全国でも初となる、3D版のステラドームも導入されている。吉田科学館では今後学習投影にも力をいれていくとのことで、ステラドームが採用された。3Dに関しては現状β版で、夏に向けて調整がされていく予定となっている。
また、ゆったりと見れるようにと座席の幅を広げたほか、ペアで利用できる座席や寝転んで星を見上げるマットレス席が用意されている。
オープン初日は国立天文台の渡部副台長の講演などがあり、駐車場が車であふれるほどの盛況となった。今後の展開が楽しみなリニューアルである。
《黒部市吉田科学館プラネタリウム ペアチケットを5名にプレゼント》
リニューアルオープンを記念して、ペアチケットを5名様にプレゼントいたします。
- ■ 応募締切:
- 2016年5月10日(火) 12時まで
- ■ 応募方法:
- 以下を記載のうえ、件名を「黒部市吉田科学館 プラネタリウム・ペアチケット」としてアストロアーツ チケット応募係までメールをお送りください。
メールには住所、氏名、メールアドレスをご記入ください。
当社の個人情報の取り扱いに関するポリシー - ■ 発表:
- 抽選のうえ、ペアチケットの発送をもって発表にかえさせていただきます
〈関連リンク〉
- 黒部市吉田科学館: http://kysm.or.jp/
- パオナビ(全国プラネタリウム&公開天文台情報): http://paonavi.com/
- アストロアーツ: ステラドーム
関連記事
- 2024/11/29 星ナビ1月号は「星のゆく年くる年」と「星空ハンドブック2025」
- 2024/11/25 「東大和市立郷土博物館」のデジタルプラネタリウムがリニューアル
- 2024/11/15 星空のもとで癒しのひと時 22日に「熟睡プラ寝たリウム」オンライン配信
- 2024/08/09 「上田創造館」のデジタルプラネタリウムがリニューアル
- 2024/07/26 8月2日にYouTubeライブ「ステラナビゲータの番組エディタを使ってみよう!」
- 2024/04/23 奈良市教育センターのデジタルプラネタリウムがリニューアル
- 2024/03/07 公式ブログ:プラネと星空が鍵の映画「夜明けのすべて」
- 2024/03/06 プラネタリウムで本格謎解き『プラネタリウムに眠るまぼろしの箱』
- 2024/02/28 明石市立天文科学館にデジタルプラネタリウム「ステラドームプロ」導入
- 2024/02/02 能登半島地震 天文施設の被災状況
- 2024/01/11 「プラネタリウムの父」バウアスフェルドの名を冠した小惑星観測キャンペーン
- 2023/12/07 旭川市科学館「サイパル」のデジタルプラネタリウムがリニューアル
- 2023/12/04 12月8日にプラネタリウムライブ配信 「2023年&2024年の星空を語る!」
- 2023/11/17 星空のもとで癒しのひと時 22日に「熟睡プラ寝たリウム」オンライン配信
- 2023/10/19 国内最古級「ミノルタプラネタリウム MS-10」公開展示中
- 2023/08/08 被害を受けたウクライナの天文台で募金受付中
- 2023/07/14 公式ブログ:ペガスス座51番星系で新星座を考える
- 2023/06/30 板橋区立教育科学館にデジタルプラネタリウム「ステラドームプロ」導入
- 2023/06/13 50年の時をこえ蘇る「The Dark Side Of The Moon」、ロック史に輝く不朽の名作がプラネタリウムに
- 2023/03/20 はまぎん こども宇宙科学館のプラネタリウムがギネス世界記録に認定