スターエンハンスフィルタを利用した作例StellaImage4の新機能「スターエンハンス」は、恒星を強調し画像全体を硬調仕上げにするフィルタだ。アンシャープマスクフィルタや画像復元のように恒星の周囲に不自然な黒いリングが生じないことも大きなメリットだ。 しかし、パラメータの設定などにはある程度の試行錯誤や慣れが必要だ。「どのように使ったらよいのか」というお問い合せも多く寄せられている。 そこで、スターエンハンスフィルタ考案者の岡野邦彦氏による作例を紹介すると共に、パラメータ設定の秘訣を紹介しよう。 作例以下は、散光星雲(NGC2070 タランチュラ星雲)や銀河(M106、NGC1945)の画像に対してスターエンハンスフィルタを適用した例だ。画像はどれもクリックするとオリジナルサイズに拡大して表示される。小さい画像ではわかりにくいかもしれないが、恒星が自然な感じで強調されている。 手順
以上の手順により、ほとんどの恒星の中心部が飽和し、かつ輝星の大きさは変わらないという結果を得ることができる。 なお、作例の最後にあるNGC4945については、L画像にのみスターエンハンスフィルタを適用した後、LRGB合成を行なっている。具体的な手順は次のとおりだ。
作例やパラメータを参考に、ぜひスターエンハンスフィルタを試し、その便利さや美しさを実感していただきたい。 |