2020年3月25日 金星が東方最大離角

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3月25日、夕方から宵の西の空で輝いている宵の明星の金星が太陽から最も離れて東方最大離角となる。

星図

夕方から宵の西の空に輝く金星が、3月25日に太陽から最も離れて東方最大離角となる。

日の入り時の高度が45度近くあり、西日本では22時を過ぎてもまだ地平線上にある。マイナス4.4等と圧倒的に明るい「宵の明星」の輝きは、多くの人の目を引くだろう。最大離角の前後のころは日の入り前から見えることもあるので、太陽に気を付けながら白昼の金星探しにも挑戦してみたい。28日には細い月と並ぶ美しい光景も見られる。

金星は今後おうし座のプレアデス星団と接近し、5月下旬ごろに水星と大接近した後に6月4日の内合を経て、6月中旬ごろからは「明けの明星」として明け方の東の空に見えるようになる。

3~5月の見え方
3~5月の、日の入り45分後の金星の位置(場所の設定は東京)。金星の見かけの形状は大きく描いている