銀河の森天文台が大型太陽電池パドル展開後のISSを撮影
【2000年12月15日 銀河の森天文台・最新情報 (2000.12.15)】
北海道陸別町の銀河の森天文台 (りくべつ宇宙地球科学館) は12月15日夕方、国際宇宙ステーション(ISS)を大型望遠鏡で拡大追尾撮影することに成功した。
この画像に見られる太陽電池パドル (茶色の部分) は、先日スペースシャトル・エンデバー号により取り付けられたばかりのものだ。長さが両翼で約74メートルもあり、これはジャンボジェットの両翼幅より長く、宇宙空間の人工構造物としては過去最長のものである。
12月15日17時18分ごろ、口径115cm「りくり」望遠鏡(焦点距離8,800mm)+日立製カラー3CCDビデオカメラによる撮影。撮影時、天文台からの距離は最接近時約430キロメートルという近距離だった。
なお、日本全国の自治体の所有する望遠鏡で、人工天体の追跡ができる望遠鏡が導入されているのは、銀河の森天文台と富山市天文台だけ。ともにアメリカのコントラベス社製の望遠鏡だ。
画像提供: 銀河の森天文台
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