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2020年7月23日 水星が西方最大離角

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7月23日、明け方の東北東の低空に見えている水星が太陽から最も離れて西方最大離角となる。

星図

明け方の東北東の低空に見えている水星が、7月23日に太陽から最も離れて西方最大離角となる。

日の出45分前の高度は約7度でかなり低いが、水星としては見やすいほうだ。方位と高度をよく確かめて、東北東の空のひらけたところで双眼鏡で探してみよう。やや離れているが、水星の右上のほうに輝く明けの明星の、金星との位置関係も参考になるだろう。また、このころには全惑星が明け方の空に見えているので、他の惑星にも目を向けてみたい。

地球の内側を公転する水星は見かけ上、太陽から大きく離れることがないので、日の入り後の西の空か日の出前の東の空にしか見えない。今回のように太陽から西側に最も離れる「西方最大離角」のときには、日の出前の東の低空に見える。

7～8月の見え方
7～8月の、日の出45分前の水星の位置（場所の設定は東京）。日付横の括弧内は等級

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