H-IIAロケット45号機打ち上げ成功、通信衛星を搭載

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イギリスの通信衛星「インマルサット6」を搭載したH-IIAロケット45号機が23日午前0時32分に種子島宇宙センターから打ち上げられ、衛星の軌道投入に成功した。

【2021年12月23日 三菱重工業株式会社

12月23日午前0時32分、英・インマルサット社の第6世代通信衛星「インマルサット6(Inmarsat-6)」の初号機「I-6 F1」を搭載したH-IIAロケット45号機が、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。打ち上げは当初21日に予定されていたが、天候悪化のため延期されていた。

H-IIAロケット45号機の打ち上げ
H-IIAロケット45号機の打ち上げ(提供:三菱重工業株式会社)

打ち上げ約26分後にI-6 F1は切り離され、所定の軌道へ投入された。

H-IIAロケットによる民間商業衛星の打ち上げは2015年11月の29号機以来、6年ぶり2回目。今回の打ち上げ成功により、H-IIAロケットは45機のうち(6号機を除く)44機成功となった。今年度末に初号機の打ち上げを予定している後継機「H3」ロケットの本格運用後、H-IIAロケットは引退する。

Live streaming for the launch of H-IIA F45 with I-6 F1/ H-IIAロケット45号機による通信衛星Inmarsat-6 F1 打上げライブ中継の録画(提供:Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.)

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