2023年の暦要項発表、日本からは日食と月食が1回ずつ

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国立天文台から、来年2023年の「令和5(2023)年暦要項」が発表された。4月20日に九州南部などで部分日食が、10月29日に全国で部分月食が見られる。伝統的七夕は8月22日、中秋の名月は9月29日。

【2022年2月1日 国立天文台】

国立天文台では、国際的に採用されている基準暦に基づいて、太陽・月・惑星の視位置など諸暦象事項を推算し、「暦書」として「暦象年表」を発行している。ここから主要な項目を抜粋したものが暦要項で、国立天文台で推算した翌年の暦(国民の祝日、日曜表、二十四節気および雑節、朔弦望、東京の日出入、日食・月食など)が掲載される。

暦要項は毎年2月の最初の官報で翌年分が発表されることになっており、今年も2月1日に「令和5(2023)年暦要項」が発表された。主な内容は以下のとおり。

令和5(2023)年の国民の祝日

| 祝日 | 日付 | 祝日 | 日付 |
| 元日 | 1月 1日 | 海の日 | 7月17日 |
| 成人の日 | 1月 9日 | 山の日 | 8月11日 |
| 建国記念の日 | 2月11日 | 敬老の日 | 9月18日 |
| 天皇誕生日 | 2月23日 | 秋分の日 | 9月23日 |
| 春分の日 | 3月21日 | スポーツの日 | 10月 9日 |
| 昭和の日 | 4月29日 | 文化の日 | 11月 3日 |
| 憲法記念日 | 5月 3日 | 勤労感謝の日 | 11月23日 |
| みどりの日 | 5月 4日 |
| こどもの日 | 5月 5日 |
  • 1月2日は振替休日となる。また、上記のうち土曜日になるのは2月11日、4月29日、9月23日。

2023年の日食・月食など

2023年には、世界全体で日食が2回、月食(本影食)が1回起こる(以下で日時は日本時)。

日食

  • 4月20日:金環皆既日食(東南アジア、オーストラリアなど)
    中心食帯の東西の端では金環日食、その間の中心食帯では皆既日食となる。金環皆既日食が起こるのは2013年11月3日以来。
    日本では南西諸島、九州南部、四国南部、近畿南部、伊豆半島~房総半島、小笠原諸島などで部分日食が見られる(13時30分~15時ごろ)。
  • 10月15日:金環日食(北中米、ブラジルなど)
    日本からは全く見えない。

2023年4月20日の日食
2023年4月20日の日食は、日本付近では図の黄線より南で部分日食として見える。右下は那覇で見た最大食(14時21分ごろ)の様子で食分は0.15(「エクリプスナビゲータ」で作成)

月食

  • 5月6日:半影月食(ヨーロッパ、アフリカ、ロシア、アジアなど)
    日本でも全国でほぼ全過程が見られる(未明~明け方)。
  • 10月29日:部分月食(ヨーロッパ、アフリカ、ロシア、アジアなど)
    日本でも全国でほぼ全過程が見られる。
    部分食の開始:4時35分/食の最大:5時14分/部分食の終了:5時53分(時刻はステラナビゲータによる)。

2023年10月29日の月食
2023年10月29日の部分月食は、日本では明け方の西の空で起こる。食の最大時における東京での月の高度は9度と低い。月の上の輝星は木星(「ステラナビゲータ」で作成、月は大きめに描画)

惑星食

  • 日本からは3月24日の金星食(南西諸島~九州南部、21時ごろ)が見られる。

満月

  • 2023年の13回の満月のうち、最も大きく見えるもの(望の瞬間に月の地心距離が最小となるもの)は8月31日の満月(30~31日の月)。また、最も小さく見える(地心距離が最大となる)のは2月6日の満月(5~6日の月)。
  • 8月は2日と31日の2回、満月がある。

その他

以下で「旧暦」は「かつて用いられていた天保暦と同様の決め方による暦」と考えるものとする。

  • 伝統的七夕:8月22日
    二十四節気の一つ「処暑」(2023年は8月23日)の直前の新月の日(旧暦の七月一日。2023年は8月16日)を1日目として、7日目(旧暦七月七日)が伝統的七夕の日となる。
  • 中秋の名月:9月29日
    「秋分」(2023年は9月23日)の直前の新月の日(旧暦の八月一日。2023年は9月15日)を1日目として、15日目(旧暦八月十五日)が中秋の名月の日となる。2021年、2022年に続いて満月の日と一致している。また「後の月(旧暦九月十三日)」の日は10月27日。

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