2025年3月8日 水星が東方最大離角

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2025年3月8日、夕方から宵の西の低空に見えている水星が太陽から最も離れて東方最大離角となる。

星図

夕方から宵の西の低空に見えている水星が、3月8日に太陽から最も離れて東方最大離角となる。

日の入り45分後の高度は約8度とかなり低いが、水星としては好条件だ。方位と高度をよく確かめて、西の空が開けたところで双眼鏡で探してみよう。マイナス0.3等級と明るいので、位置がわかれば肉眼でも見える。右上に輝く宵の明星の金星との位置関係も頼りになる。

2025年2~3月の見え方
2025年2~3月の、日の入り45分後の水星と金星、土星の位置(場所の設定は東京)。日付横の括弧内は等級

地球の内側を公転する水星は見かけ上、太陽から大きく離れることがないので、日の入り後の西の空か日の出前の東の空にしか見えない。今回のように太陽から東側に最も離れる「東方最大離角」のときには、日の入り後の西の低空に見える。

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