「ジュノー」がとらえた木星の雲模様

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探査機「ジュノー」がとらえた、木星の大赤斑のすぐ西に位置する荒れ狂った領域のクローズアップ画像が公開された。

【2017年3月8日 NASA

公開された木星の画像は、NASAの探査機「ジュノー」に搭載されたカメラ「JunoCam」によって昨年12月11日に取得したデータから作られたものだ。木星の雲頂から8700km上空から撮影されており、これまでに地上や宇宙望遠鏡、探査機から撮影されたものよりも高解像度を誇る。

木星
「ジュノー」が撮影した木星(提供:NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS/Sergey Dushkin)

JunoCamは木星の北極や南極を観測するだけでなく、市民参加型のミッションとして、観測提案を行ったり木星のどこを撮影するかを投票で決めたりする機会も提供している。JunoCamが取得したデータは一般に公開されており、天文ファンや天体写真家が画像処理を加えて、美しい画像や研究目的の画像を作成できるようになっている。

今回の画像は市民科学者Sergey Dushkinさんが処理を行ったもので、荘厳な色合いや、ダイナミックな雲に注目するための思い切った切り取りが特徴的だ。

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