坂本:こんにちは。玉川大学生物自然研究部に所属している坂本です。
井上:こんにちは。同じく井上です。
坂本:私たちの所属している生物自然研究部は、様々な生物たちの観察、調査をしている部活動です。その中でも私たち2人は星を中心に活動しています。
井上:2人とも昔から星に興味はありましたが、部活動ではやっていませんでした。
坂本:そんな私たちが部活動で星をテーマに活動するきっかけとなったのは、今年2月に宮城県登米市で行った合宿でした。
井上:そうだね、あの時の星空は東京では考えられないほど綺麗で衝撃的だったね。
坂本:うん、手で星が掴めそうなくらいだった。
井上:合宿から帰ってきてからもこの星空を忘れられなくて、部活動で天文分野の活動を始める決心をしました。
坂本:そこから星についての知識を付けようと、本を読んだりしたな。
井上:さらに興味沸いたよね。実際に星空を見ながら星座を当てはめて覚えたね。
坂本:そんな時、学内にプラネタリウムがあったことを思い出しました。
井上:そこの先生に天文についての活動の始め方を相談させてもらったね。
坂本:お話をきいて、私たちでもできることがたくさんあるんだってわかって。
井上:それで活動の方針が何となく見えてきてさ。
坂本:うんうん。できることから始めることになりました。
井上:星の活動を少しずつ始めようと思っていたときに、そのプラネタリウムの先生がアストロアーツの方とステラショットのことを紹介してくださりました。
坂本:そうそう、アストロアーツの方が大学に来てくださって、望遠鏡の使い方を教えてもらったね。
井上:初めて望遠鏡を触ってみたけど、操作が難しくて大変だったね。赤道儀を初めて間近で見た気がする。
坂本:確かに!でも、ステラショットを使って星団なんかの天体を撮影できたときは感動したな。
井上:学内でも星雲や星団って見ることができるのか!って衝撃的な体験だったな。それにステラショットを使うと、望遠鏡が自動で星を探してくれるから、そのあとの撮影は簡単にできたね。
坂本:中央に撮影したい天体を移動することができるから、より綺麗に星を撮影できた!
井上:そうだね!その貴重な体験もあって、星を本格的に調査していきたいと思い、部活動で望遠鏡を買う事になりました。
坂本:ここで今回購入した機材について少しご紹介します。
井上:鏡筒はビクセン製のED81S 、赤道儀はタカハシ製EM-11 Temma2Zにしました。
坂本:アイピースは迷った末、ビクセン製のNPL20mmを買いました。
井上:三脚は赤道儀と同じくタカハシ製、ビクセン製の充電式のバッテリーです。
坂本:カメラは私のものを使用することになりました。そのため、カメラアダプターもNikon用を用意しました。それ以外のカメラマウントホルダー類はボーグ製のものにしました。
井上:あとはタカハシ製の赤道儀とパソコンを繋ぐケーブルです。
坂本:部活動で保有している機材はなかったため、一からの購入となりとても大変でした。
井上:これらの機材はアストロアーツの方にアドバイスを頂いて選びました。
坂本:この他の機材も少しずつ揃えていきたいです。
坂本:静岡県の星空も、普段東京では見ることができないくらい美しかったね。
井上:でも、初日は私たちが素早く動けなかったから途中で曇ってしまって、天体を撮影できなかったね。
坂本:そうなんだよ……。それでも2日目に1日目の反省を活かして、天体の撮影ができたんだよ!!
井上:先生に手伝っていただいたけど……。でも、初めて撮影できたペルセウス座の散開星団(であるNGC869とNGC884)は本当に素晴らしかったね。
坂本:あまりにも綺麗で、思わずため息が出てしまったよ。
井上:私たちが今、この星々を眺めているのだと思うと、涙が出そうになった。
坂本:その気持ち分かるな!私たちが望遠鏡でここまで綺麗に星が撮影できると思わなかった。
井上:私たちはまだ初心者なのにね。
坂本:そうだね。合宿3日目には、ほとんど先生に頼らずに様々な天体を撮影することができたし!
井上:星雲や星団、銀河が写真に映っていると、思わず声をあげて喜んだね。
坂本:撮影した天体を部活動の仲間たちにも見てもらうことができたよね!本当に嬉しかった。
井上:星にあまり興味がなかったという部員から「また見せてね」って言われて、もっと頑張ろうって思えたな。
坂本:まだまだ、望遠鏡の扱いについては問題だらけだけど、これからもっと練習して上手くなろうね!
井上:うん!頑張ろう!
坂本・井上:応援、よろしくお願いします!!