2018年8月18日 金星が東方最大離角
日の入り後の西の空で輝いている金星が、8月18日に太陽から最も離れて東方最大離角となる。
太陽から最も離れるとはいえ、日の入り30分後の高度は15度ほどしかなく、5月から8月初めよりも低い。そのため、建物などの影に隠れてしまうことも多く、宵の明星としては意外と目立たないかもしれない。しかし、マイナス4等の輝きはやはり圧倒的なので、西の空が開けてさえいればよく見える。天体望遠鏡で観察すると半月状に欠けていることがわかるだろう。また、宵空には木星、土星、火星も見えているので、惑星観察を楽しみたい。
今後の金星は、10月上旬ごろに太陽に近づいて見えなくなり、その後11月上旬からは明けの明星として夜明け前の東の空に見えるようになる。
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