プラネタリウム誕生から100年!記念トランプ発売
【2022年11月15日 星ナビ編集部】
紹介:井上毅(明石市立天文科学館、「星ナビ」2022年12月号「News Watch」より抜粋)
近代プラネタリウムは1923年にドイツで誕生した。日本では1937年に大阪市立電気科学館に設置され、以降全国に広がって現在では300を超えるプラネタリウムが稼働している。初期はドイツ・カールツァイス社の投影機が輸入されたが、戦後は国産プラネタリウムも誕生し、現在ではコニカミノルタプラネタリウム、五藤光学研究所、大平技研といった国内メーカーも世界的な広がりをみせている。
2023年に近代プラネタリウムの誕生から100年となるのを記念して、国内外で様々な取り組みが始まった。日本プラネタリウム協議会(JPA)でも100周年記念事業が立ち上げられ、ウェブサイトや日本版の公式ロゴ、ポスターも製作された。このたび、その公認事業の一つとして、明石市立天文科学館が「日本のプラネタリウムはじまりトランプ」を製作。全部で13機のプラネタリウムがカードに印刷され、それぞれの説明も付されているトランプで、遊びながら日本のプラネタリウムの歴史を垣間見ることができる。
トランプは明石市立天文科学館やアストロアーツオンラインショップでの販売が始まっている。今後、プラネタリウムを広く紹介するこのような取り組みが各所で行われることが期待できる。引き続き多くの人にプラネタリウムというキーワードに注目してほしい。
トランプのサイズは58×89mm。箱のデザインはイラストレーターの八王子さん、ジョーカーには明石市立天文科学館で活躍するブラック星博士とシゴセンジャーレッド・ブルーが描かれている
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〈関連リンク〉
- 日本プラネタリウム協議会 プラネタリウム100周年記念事業 ~地上の星空 ドイツにうまれて1世紀~:
- 公式ツイッター @1Planetarium100
- 明石市立天文科学館:
- おしらせ・イベント「プラネタリウムの楽しいグッズを販売します!」
- アストロアーツ オンラインショップ:日本のプラネタリウムはじまりトランプ
- 「星ナビ」2022年12月号 「News Watch プラネタリウムをならべて祝!100年」
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