2024年3月 ポン・ブルックス彗星が5等前後

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2024年3月ごろ、ポン・ブルックス彗星(12P)が5~6等で見えると予測されている。

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星図

3月から4月にかけて、ポン・ブルックス彗星が比較的明るくなると予測されている(4月の見え方はこちら)。

3月はアンドロメダ座からうお座、おひつじ座へと移動していき、夕方から宵の早い時間帯に西北西の低空に見える。明るさは5~6等級と予測され、肉眼で見るのは難しそうだが、双眼鏡での観察や写真撮影は大いに楽しめるだろう。4月にはさらに太陽と地球に近づくので、今月よりも明るくなる。

ポン・ブルックス彗星は1812年にポン(ポンス)が発見した彗星。1883年にブルックスが再発見し、ポンの彗星と同一であることが確認された。公転周期は約70年。

宵の見え方
宵の見え方(場所の設定は東京)。背景の星座に対する位置を表している。彗星は模式的に表現。星図はステラナビゲータで作成(以下同)。画像クリックで表示拡大

日の入り1時間後の高度
日の入り1時間後の高度(場所の設定は東京)。彗星は模式的に表現している。画像クリックで表示拡大

赤道座標の星図
赤道座標の星図。日付横の括弧内は予想等級。彗星は模式的に表現している。画像クリックで表示拡大

※星図中の予想等級はCOBSの観測データや吉田誠一さんのウェブページの情報などに基づいて計算しています。

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