【レポート】プラネタリウムで江戸前寿司?プラネターリアム銀河座30周年記念投影

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東京都葛飾区の「プラネターリアム銀河座」で7月18日、開館30周年を記念した特別投影「寿司と宇宙と場所」が開催された。プラネタリウムで宇宙に思いを巡らせたあと、板前が握る本格江戸前寿司を味わうという、一風変わった組み合わせの企画に、多くの来場者が集まった。

【2026年7月23日 アストロアーツ】

報告:髙野美南海(アストロアーツ)

東京都葛飾区の證願寺に併設された「プラネターリアム銀河座」は、全国でも珍しい、お寺にあるプラネタリウムです。證願寺の住職で声楽家、著述家など多彩な顔を持つ春日了さんが解説員を務めていて、オリジナリティあふれるテーマや独自の視点で語られるプラネタリウム投影は、全国から予約が殺到しすぐに枠が埋まってしまうほどの人気ぶりです。

證願寺 投影の様子
(1枚目)證願寺の外観、(2枚目)プラネタリウム投影の様子(2018年撮影)

開設30周年を記念して7月18日(土)に開催された今回の特別投影のタイトルは「お寿司と宇宙と場所」。寿司と宇宙との意外なつながりや満天の星をテーマに、軽快な語り口で観客を銀河座の世界へと案内しました。アストロアーツのデジタル式プラネタリウムソフトウェア「ステラドームプロ」によるリアルな星空と高精細な天体シミュレーションによる映像が、今回の投影でも本領を発揮し、宇宙と食、そして人とのつながりを一つの「場所」で楽しめる、30周年記念にふさわしい銀河座ならではの特別なひとときを演出しました。

投影終了後、その余韻に包まれたままドーム横のイベント会場へ移動すると、そこで待っていたのは熟練の職人が握る江戸前寿司!豪華寝台列車「TRAIN SUITE 四季島」で寿司を提供していることでも知られる名店「弁天山美家古寿司」さんが、この日のために銀河座に出張してイベントをさらに盛り上げてくれました。

イベント会場 江戸前寿司
投影終了後にドームの壁が開いて会場へ

イベント終了後、春日さんと、この日掛け合い形式で解説を担当した丹野佳代子さんにお話を伺いました。30周年を迎えた今後の展望について春日さんは、「まだまだやりたいことはたくさんあります」と笑顔で話しました。これまでにもドイツやイタリアで日本の星空文化や七夕をテーマに特別投影を行ってきたそうで、「日本だけでなく、海外でも銀河座らしい投影を届けていきます」と抱負を語っていました。

七夕特別投影
イタリア・ミラノプラネタリウムで春日さんが解説を担当した七夕特別投影(提供:春日さん)   また、毎月異なるテーマで投影を続けられる理由について尋ねると、「星座神話だけではなく、日常の出来事や天文学、物理学など題材はたくさんあります。ネタ切れはしませんよ」と話し、今後の企画への意欲を見せてくれました。

一方、福岡市科学館でも解説員を務める丹野さんは、「銀河座での解説は私にとって『脳トレ』なんです」と笑います。「春日さんが投影中に話す予想外の一言を、どう料理してお客様へ届けるかを考えるのが楽しいんです。毎回新しい発見があり、これからも楽しみながら銀河座での解説を続けていきたいと思っています」と嬉しそうに語ってくれました。

春日さんと丹野さん
春日さん(奥)と丹野さん(手前)

30周年という節目を迎えても、新しい挑戦を続けるプラネターリアム銀河座。宇宙と寿司という意外な組み合わせのイベントは、銀河座ならではの自由な発想と温かなおもてなしを感じられる一日となりました。

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