製品仕様

※データ数や精度などは原則として、最新アップデータを適用した状態のものです。

天体

恒星

  • 標準星表としてHipparcosカタログを採用、最大14等までの11万8000個の恒星を表示
    • スペクトル型に応じたカラー表示
    • 固有運動を計算
    • 固有名、バイエル符号、フラムスチード番号を表示
    • 他カタログのIDとクロスリファレンスを搭載
    • 位置精度0.1秒角
  • 拡張恒星データとしてTycho(最大15.2等までの100万個)/Tycho-2(最大15.4等までの250万個)/GSC-ACT(約16等までの1600万個)/USNO-A2.0サブセット(約17等までの1.35億個)を収録
    • アドオン(別売)でUSNO-A2.0フルセット(約20等までの5.26億個)も表示可能
  • 瞬き
  • にじみ星、星型など6タイプの星像
  • 星像の表示サイズ調整
  • 重星カタログとしてWDS(2022年11月版)を採用(15.5万個)、離角や位置角などを考慮して星図に表示
  • 変光星カタログとしてGCVS(2022年6月版)を採用(約5.8万個)
    • アルゴル、ミラなど12個の変光星は増減光の様子をシミュレーション表示
  • 新星、超新星の発見日や明るさなどを表示、簡易的なシミュレーション表示も可能
    • かに星雲の超新星(1054)、大マゼラン雲の超新星(1987A)など4個は爆発に合わせてシミュレーション表示
    • オンラインで最新データにアップデート
  • 系外惑星の位置や惑星数などを表示
    • 惑星の公転周期や軌道半径に応じて擬似的な惑星系の描画が可能
    • オンラインで最新データにアップデート

星雲・星団、天の川

  • 17個のカタログ、約3.2万個の星雲・星団を表示
    • メシエ(M)/ニュージェネラル(NGC)/インデックス(I)/カルドウェル(C)/ハーシェル400(H)/メロッテ(Mel)/シャープレス(Sh2)/リンズ(LBN)/ファンデンベル(vdB)/リンズ暗黒星雲(LDN)/バーナード(Barnard)/エイベル(Abell)/ペレク・コホウテク(PK)/ウプサラ(UGC)/アープ(Arp)/ヒクソン(HCG)/エイベル銀河団(ACO)
    • カタログ、天体種別、明るさなどで表示限定が可能
    • カタログ間のクロスリファレンス
  • カタログ番号、等級、通称などを星図に表示
  • 主なメシエ天体や大小マゼラン雲などについて個々の画像を星図に表示/他の天体は擬似的な画像を星図に表示
  • 170万個の銀河データベースPGCを搭載、銀河のタイプに応じた擬似的な形状で表示可能
  • Gaia星表を基にした精細な天の川を表示、輪郭表示も可能

星座

  • 88個の星座の名称(日本語、略号など)、星座線、星座絵、星座境界線を表示
  • 北斗七星や夏の大三角など「星空の目印(アステリズム)」を表示
  • 黄道帯、黄道十二宮のマーク、二十八宿などを表示

太陽

  • 太陽黒点を擬似的に表示、黒点エディタを搭載
  • 日食を正確に再現
    • 皆既日食・金環日食の中心食帯などを、地図や地球の表面上に表示
    • 皆既日食ごとに太陽コロナの画像を表示、任意の画像を設定可能
  • 任意の太陽の画像を太陽面に貼り付けてオリジナルの像を表示可能

  • 月の模様を、秤動を考慮して正確に表示
  • 地名や探査機の着陸地点を表示
  • 月食を正確に再現
    • 月食時の地球の本影をリアルに再現、半影の範囲も表示
  • 星図に白道を表示
  • DE431に準拠し、-1.3万~1.7万年の範囲において、秒の精度で位置を表示
    • 恒星食、惑星食を実用に耐えうる精度で再現

惑星・準惑星・衛星

  • 自転による表面模様(火星・木星・土星)、満ち欠け(全惑星)を再現
    • 木星の大赤斑の経度移動を再現、オンラインで最新データに更新
    • 土星環の消失を再現
    • 任意の画像を惑星(火星・木星)面に貼り付けてオリジナルの像を表示可能
  • 火星の地名を表示
  • 準惑星を表示
  • 各惑星と準惑星の移動ベクトル(方向と移動量)やラグランジュ点を星図に表示
  • 各惑星と冥王星の衛星(衛星番号があるもの)、計187個を表示
    • ガリレオ衛星やタイタンなどの主要衛星は模様や自転の様子も正確に再現
    • 木星面に落ちるガリレオ衛星の影や、木星の影にガリレオ衛星が入って消える様子もおおまかに再現
  • 惑星のデータはDE431に準拠し、-1.3万~1.7万年の範囲において、秒の精度で位置を表示

彗星・小惑星

  • 彗星、小惑星の符号や名称、明るさなどを表示
  • 彗星の尾(イオンテイル、ダストテイル)を表示
    • 長さや曲がり方などを調整可能
  • 光度パラメーターを使用して明るさの変化を再現
  • 恒星間天体や木星トロヤ群小惑星など、軌道タイプによる限定や、小惑星のスペクトルによる限定表示が可能
  • 移動ベクトルを表示
  • オンラインで最新データに更新、ユーザーによる任意の天体の追加や既存データの編集も可能
    • 複数の元期を利用して、より正確な位置の計算や、複雑な光度変化の再現も可能

流星・隕石

  • 20個の流星群の出現をシミュレーション表示
    • 群ごとに活動期間や速度を考慮して表示
    • 空間経路を3次元的に計算し、放射点からの角度に応じた長短などをリアルに再現
    • 出現確率を変更し、擬似的な流星雨も表示可能
    • 放射点の位置を表示
  • 散在流星をシミュレーション表示
  • 主な流星群の、過去のダストトレイルを表示
  • 10個の隕石の、落下前の軌道などを表示

人工衛星

  • スターリンク衛星や静止衛星、科学衛星など2.4万個の人工衛星を表示
  • 地球の影に入って不可視になる様子を再現
  • 星図上に前後数時間の移動経路を表示
  • オンラインで最新データに更新
    • 国際宇宙ステーションは過去に遡ってデータを保持し、以前の見え方の再現が可能

探査機

  • 33個の探査機を表示
  • 太陽系内を航行する軌道を表示、惑星フライバイなどをおおまかに再現可能

その他

  • 薄明光、月光などを表示
    • 光の散乱に基づいて空を表示。青空、夕焼け、薄明を美しく再現
    • 月齢に応じた月明かりの影響を再現
    • 黄道光、対日照を表示
  • 地上風景を表示
    • 任意のパノラマ画像を地上風景として表示可能
      • 昼と夜で別の画像を指定可能
      • 方位や高度に応じて光害の影響を変化させた画像を使用してリアルな見え方の再現が可能
    • 内蔵の地形データから観測地周辺のスカイラインを自動生成可能
  • 経緯線を表示
    • 方位高度、地平線、子午線、赤経赤緯、赤道、黄経黄緯、黄道、銀経銀緯、銀河赤道を表示
      • 赤経赤緯、赤道は視位置、2000年分点などを選択可能
      • それぞれ目盛りを表示可能、目盛りの間隔も選択可能
    • 白道、歳差円、太陽系の座標軸などを表示
  • 全天画像/マルチバンド星図/DSSを表示
    • 全天画像:円周魚眼や正距円筒図法の任意の画像を星図に貼り、全天画像として表示
    • マルチバンド星図:X線や赤外線などの観測データから作成された全天画像を表示
    • DSS:オンラインの画像データ(Digitized Sky Survey; DSS)にアクセスし、任意の領域の写真星図を表示
      • DSS画像から作成した全天の写真星図、およびこれを白黒反転した星図の表示も可能
    • ユーザーが撮影した任意の画像を星図に表示
      • 自動位置合わせにより正確な位置、角度、拡大率で星図に貼ることが可能
      • 透明度や明るさを変更可能
  • 太陽系で、ハビタブルゾーン、小惑星帯、エッジワース・カイパーベルト、オールトの雲を表示
  • 位置推算表から作成した移動天体の経路や、カタログから作成した天体リストなどを、任意の追加天体として表示可能
  • 星図にフリーハンドの線や図形を描くことが可能

表示・計算

  • 地球上の任意の場所に設定が可能
    • 標高や時差を自動的に取得
    • おもな都市や天文台などの位置をプリセット登録
    • Google Mapなどから得られた座標値を簡単に設定
    • スーパーマップル・デジタルと連携して詳細な場所設定が可能
    • ユーザーのお気に入りの場所の登録も可能
      • 座標値とパノラマ風景、光害設定などをまとめたセットとしての登録も可能
  • 月や惑星、準惑星にも設定が可能
  • フライトモードでは、惑星を周回したり恒星に接近したりすることが可能
    • さらに遠ざかれば、天の川銀河の想像図や宇宙の大規模構造も表示
  • 紀元前10万年から西暦10万年まで、任意の日時をシミュレーション可能
    • 日本標準時、世界時、ユリウス日などでの表示や設定が可能
    • 「日没60分後」など、太陽の出没を基準とした時刻に簡単に設定が可能
    • 日周運動を停止させてのプラネタリウム的なシミュレーションが可能
    • 「うるう秒」の変化に対応
    • 西暦1582年のユリウス暦とグレゴリオ暦の切り替えに対応
  • 星の日周運動などをなめらかに再現するアニメーション機能
    • 倍率やステップで速さを調整
    • 内蔵時計に合わせてのリアルタイム表示も可能
  • 様々な投影法、座標系に対応
    • 投影法:正距方位図法、心射図法、星座早見、全天(正方形/エイトフ)、太陽系、天球儀、VR、など
    • 座標系:地平座標、赤道座標、黄道座標、銀河座標
  • 視野の範囲を0.1度~180度で変更可能、180度回転や左右反転表示も可能
  • 歳差運動を自動的に計算し、過去や未来の天の北極の移動を再現
  • 大気差による天体の浮き上がりや色の変化、太陽や月の変形を再現
  • 天体名などの色や大きさを任意に変更可能
  • アニメーション表示時などに、星図に光跡を残すことが可能
  • 印刷に適した設定での星図作成が可能

観望、観測支援

  • 複数の視野円を表示
  • 複数の写野枠を表示
    • カメラの機種やレンズの焦点距離に応じて自動的に画角を計算
    • モザイク撮影のシミュレーションにも対応
  • 位置推算:太陽系天体の座標(方位高度、赤経赤緯など)や明るさを一覧表で表示
    • 結果を星図に表示して彗星の経路表などを作成可能
  • 天体グラフ:太陽系天体の高度、明るさ、地心距離などをグラフで表示
  • 出没表:太陽系天体の毎日の出、正中、没の時刻を一覧表と画像で表示
  • 多数のメーカーの架台制御に対応
    • ASCOM形式にも対応

コンテンツ

  • プラネタリウム番組:神話や宇宙科学をテーマとした31番組を収録
    • 主な番組は字幕の表示も可能
  • 星空自動解説:設定された日時と場所で見える星空の様子を自動的に解説
  • 星座ガイド:個々の星座の特徴や見え方などを音声ガイドで案内
  • コンテンツ・ライブラリ:番組やショートムービー、カタログデータなどを無料でダウンロードして追加
    • オリジナル作品の投稿も可能
  • 天文現象、お気に入り:
    • 過去・未来の様々な天文現象を表示する設定を多数プリセットで登録済
    • 星図の設定をお気に入りとして保存し、手軽に再表示が可能
  • 天体事典:750天体以上の項目を解説した事典を収録(監修:渡部潤一氏)

番組制作・スクリプト実行

  • 番組エディタを搭載。タイムライン(時系列)に沿って星図の設定や天体の表示パーツを並べて番組を作成可能
  • 星図表示の詳細な設定などを行うためのスクリプト言語「ステラトーク」を実装

データ出典、クレジット

  • 総合:理科年表/天文年鑑/SIMBAD/Astronomical Almanac
  • 恒星:ヒッパルコス星表/Tycho星表/ガイドスター星表/USNO-A2.0星表
  • 二重星:WDS
  • 変光星:GCVS
  • 新星:Project Pluto
  • 超新星:Transient Name Server
  • 系外惑星:Exoplanet.eu
  • 星雲、星団の位置、明るさ等:NGC 2000.0/PGC
  • 天の川のテクスチャ:Gaia
  • 天の川の銀河モデル:NASA/JPL-Caltech/ESO/R. Hurt
  • マルチバンド星図:GALEX/IRAS
  • 宇宙の大規模構造の図:Sloan Digital Sky Survey
  • 宇宙背景放射の図:ESA and the Planck Collaboration
  • DSS画像:NASA/STScI/ESO
  • 惑星、衛星、準惑星の軌道等:NASA JPL DE431
  • 惑星、衛星等のテクスチャ:Solar System Scope
  • 彗星、小惑星の名称、軌道等:Minor Planet Center/Lowell Observatory
  • 流星群:International Meteor Organization
  • ダストトレイル、隕石:藤井大地氏(平塚市博物館)
  • 人工衛星:CelesTrak
  • 探査機:JPL Horizons/JAXA
  • その他、マニュアル奥付に記載の個人、機関等よりデータや画像の提供をいただいています。
  • 天体名のカナ表記、星雲星団の愛称等は、文献やインターネットの情報を基に弊社で編集したものです。