星空未来チェックノート - 活用しよう

2035年9月2日に北陸から北関東で見られる皆既日食や、2061年夏に明るくなると期待されるハレー彗星など、これから先の天文ライフで絶対に見逃せない「S級天文現象」が数多くあります。

月刊「星ナビ」2024年7月号の特別付録の「星空未来チェックノート」には2100年までに起こる現象をピックアップしてあり、その中から厳選した約30現象についてチェックリストを設けています。

このリストに掲載した「超注目の天文現象」を、ステラナビゲータ12で手軽に表示するためのアドオンを無償公開しました。インストール後に「天文現象」メニューや「ステラパネル」から現象を選ぶと、日時や場所を設定してシミュレーション星図を表示します。表示後に設定を変更すると、お住まいの場所から日食がどのように見えるかなどを調べることもできます。

近い将来の観察計画を立てたり、数十年先の現象に思いを馳せたりしてお楽しみください。

ダウンロード・インストール

Sn12CheckNote2407.exe 
(最終更新日:2024-07-11)

上記ファイルをダウンロードして実行すると、ステラナビゲータ12の「天文現象」メニューに「10 星空未来チェックノート」が追加されます。
また、ステラパネルの「天文現象」にも「星空未来チェックノート」が追加されます。

インストール方法等について、詳しくは「readme.txt 」をご参照ください。

天文現象リスト

⭐ 2024-08 かんむり座Tが新星爆発 ⭐ 2024-10 紫金山・アトラス彗星が見ごろ ⭐ 2024-12 シリウスの伴星が見やすい ⭐ 2029-01-01 皆既月食 ⭐ 2029-04-14 小惑星アポフィスが地球に大接近 ⭐ 2030-06-01 金環日食 ⭐ 2033-02 本田・ムルコス・パイドゥシャーコバー彗星が見ごろ ⭐ 2035-09-02 皆既日食 ⭐ 2037-11-20 しし座流星群が大出現 ⭐ 2041-10-25 金環日食 ⭐ 2044-10-02 金星によるレグルスの食 ⭐ 2049-11-25 部分日食(インド洋~インドネシアで金環皆既日食) ⭐ 2050-08-15 地球と火星が最接近 ⭐ 2052-11-09 水星の太陽面経過 ⭐ 2053-03-15 小惑星ウニタスによるアルデバランの食 ⭐ 2060-04-04 細い月と金星、木星、土星、プレアデス星団が接近 ⭐ 2061-07 ハレー彗星が見ごろ ⭐ 2063-08-24 皆既日食 ⭐ 2065-07-18 皆既月食 ⭐ 2065-11-22 金星の木星面経過 ⭐ 2074-02 シリウスの伴星が見やすい ⭐ 2075-10-19 小惑星ロズニブレットによるレグルスの食 ⭐ 2080-08 や座Vが新星爆発 ⭐ 2082-08-31 地球と火星が最接近 ⭐ 2084-11-10 地球の太陽面経過(火星から) ⭐ 2087-11-10 皆既月食 ⭐ 2090-02-08 小惑星イボンヌによるシリウスの食 ⭐ 2095-11-27 金環日食 ⭐ 2098-05-15 小惑星ズベズダラによるレグルスの食

ステラパネルに表示した「星空未来チェックノート」の現象一覧

制限事項

  • 日時に幅がある現象については、代表的な日付を選んであります。
  • 新星爆発については擬似的な表示です。
  • 小惑星に関する現象について、
    • シミュレーションを実行する前に、ステラナビゲータの「データ更新」で軌道要素を更新してください。
    • 「2053-03-15 小惑星ウニタスによるアルデバランの食」などの「小惑星による1等星の食」は、大接近の様子を表示します(観測地や小惑星の大きさを考慮した食の再現はできません)。
    • 「2029-04-14 小惑星アポフィスが地球に大接近」で表示される人工衛星は、シミュレーション実行時のデータによります。
  • 将来のデータ更新等により、見え方が変わったり時刻がずれたりする可能性があります。