AstroArts Topics

太陽系

不思議な渦巻き模様が示す月の磁場

2018/09/13
月面に見られる独特の渦巻き模様は、強く磁気を帯びた溶岩に関連して作られたものらしいという研究成果が発表された。月で過去に起こった火山活動などを示す結果である。

「はやぶさ2」、タッチダウンのリハーサル中に降下中止

2018/09/13
小惑星「リュウグウ」へのタッチダウンのリハーサルを実施した探査機「はやぶさ2」が、高度約600mで自律的に降下を中断し、機体を上昇させた。

太陽観測ロケット「FOXSI-3」、世界初の観測に成功

2018/09/12
太陽観測ロケット「FOXSI-3」が世界で初めて、軟X線の低エネルギー域で太陽コロナを撮像分光観測することに成功した。高エネルギー現象やナノフレアの理解が進むことが期待される。

特異な偏光が示す、小惑星ファエトンの非一様な反射特性

2018/09/12
毎年12月に見られる「ふたご座流星群」の母天体とされる小惑星「ファエトン」の偏光観測から、その表面が通常の小惑星と大きく異なることが確認され、表面の反射特性が非一様であることが明らかになった。

粒子の加速を電磁波が仲介する瞬間を磁気圏で初検出

2018/09/11
NASAの磁気圏観測衛星のデータから、地球磁気圏の水素イオンから電磁波へ、また電磁波からヘリウムイオンへとエネルギーが運ばれてヘリウムイオンが加速されている様子が世界で初めて検出された。

土星のヘキサゴンは高さ数百kmまで続いている?

2018/09/10
探査機「カッシーニ」の観測データから、夏を迎えた土星の北極域の成層圏に六角形の渦が出現していたことが明らかになった。雲が六角形であることは知られていたが、その高度から成層圏まで六角形が数百kmも伸びている可能性が初めて示された。

斜めから撮影されたリュウグウの南半球

2018/09/07
探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウを斜めから撮影した画像や機体の一部を「自撮り」した画像が公開された。

晴れてきた火星の砂嵐

2018/09/04
5月30日以来観測されている火星の大規模なダストストームは勢いが収まりつつある。今後、通信が途絶している探査ローバー「オポチュニティ」の復旧が試みられる予定だ。

エネルギッシュな土星の北極のオーロラ

2018/09/04
ハッブル宇宙望遠鏡が紫外線で観測した、土星の北極のオーロラの画像や動画が公開された。7か月に及ぶモニター観測で新たな明るさの変化パターンが見つかっている。

ニューホライズンズ、ウルティマ・トゥーレを初検出

2018/08/31
NASAの探査機「ニューホライズンズ」が、次の目標であるカイパーベルト天体「ウルティマ・トゥーレ」の姿を初めてとらえた。最接近は約4か月後の2019年正月の予定だ。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

オシリス・レックスがベンヌを初撮影

2018/08/30
打ち上げから約2年間旅を続けてきた小惑星探査機「オシリス・レックス」が、目的地の小惑星「ベンヌ」の姿を初めてとらえた。

月の両極の表面に水の氷の存在を示す決定的証拠

2018/08/28
インドの月探査衛星「チャンドラヤーン1号」の観測データから、月の両極の表面に水の氷が存在していることを示す決定的な証拠が見つかった。

「はやぶさ2」着陸は10月下旬、候補地点3か所を選定

2018/08/27
探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウに着陸する日程が10月下旬に決まり、着陸候補地点としてリュウグウ表面の3か所が選ばれた。

太陽探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」打ち上げ

2018/08/13
日本時間12日夕方、太陽探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」が打ち上げられ、7年に及ぶ探査ミッションが始まった。探査機は最終的には太陽から600万kmまで近づき、太陽コロナや太陽風などを調査する。

イトカワは15億年前の天体衝突で破壊された破片から生まれた

2018/08/10
探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」から採取した微粒子の絶対年代が初めて求められた。イトカワの母天体は約46億年前に誕生し、14~15億年前に天体衝突で破壊され、その破片からイトカワが生まれたことが示唆されている。

予想外、水が枯渇しているリュウグウ

2018/08/07
探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウで行った近赤外線での観測から、リュウグウの表面には他の多くのC型小惑星とは異なり、水がほとんど存在していないことがわかった。

火星の南極の地下に液体の水を検出

2018/08/01
火星探査機「マーズエクスプレス」の観測データから、火星の南極の地下に幅20kmにわたって液体の水が存在する兆候が示された。

火星で発生する陽子オーロラ

2018/07/31
探査機「メイブン」による観測から、太陽風の陽子が火星大気に衝突することにより、紫外線で輝く陽子オーロラが発生していることが明らかになった。

高度約6kmから撮影されたリュウグウ

2018/07/26
探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウに約6kmまで接近して撮影した画像が公開された。1ピクセル当たり60cmの解像度で地形を見ることができる。

太陽の外部コロナの構造

2018/07/26
太陽観測衛星「STEREO」の画像の詳しい解析から、太陽の外部コロナの構造が調べられた。これまで低解像度の画像から描かれていた外部コロナの姿を一変させる発見がもたらされている。