オートガイドの処理を確認したい場合や、ガイドが正しく行われない場合には、オートガイドの技術的な情報をまとめたテクニカルリファレンスもご覧ください。
ステラショットのオートガイド制御でディザリングガイドはできますか?
はい。1.5dアップデータで対応しました。
最新のアップデータをインストールしてください。ディザリングガイドに関する詳細は、「はじめてのステラショット #6 ディザリング撮影」をご覧ください。
オートガイダーのメーカーを選んで「接続」をクリックしても接続ができません。
下記の通り、対応機種やドライバー等を確認してください。
ステラショットとガイドカメラを接続しましたが、「リアルタイム」画面に何も写りません。
下記の通り、ガイド鏡のピントやモニターの設定等を確認してください。
ステラショットを1.5g以降にアップデートした後、QHYCCDのオートガイダーでオートガイド画面の「ゲイン」で設定できる最大値が小さくなってしまった。そのためにリアルタイム画面の写りを明るくできない。(2018/08/22 本項追加)
メーカー提供の制御モジュールの更新による変更です。「露出」を長くしてください。
QHY5L-II-MおよびQHY5L-II-Cで、QHYCCD提供の制御モジュールの更新により、ゲイン最大値が100から29に変更されています。ゲイン最大値に変更に伴い、感度が7割程度になっていることを確認していますので、「ゲイン」を最大にしてもリアルタイム画面の写りが悪い場合には、露出不足を補うために「露出」の値を1.5倍程度に長くしてください。
以下の項目を確認してください。
変更しても改善されないときは工場出荷状態に戻してみてください。
画像マッチングに失敗してしまいます。
下記の通り、ガイド星の数やオートガイド設定等を確認してください。
ガイドを「開始」した後に問題が起こってうまくいきません。
キャリブレーションが完了していることを確認してください。
「オートガイド設定」ダイアログ「ガイドパルス」欄の「赤緯/赤経パルス」に自動入力されているパルス時間が長すぎないか確認してください。この値が適正でない場合は、キャリブレーション段階から問題が起こっている可能性があります。
アグレッシブネスの設定値などを確認してください。
オートガイド画面下部の「赤経/赤緯アグレッシブネス」や、「オートガイド設定」ダイアログの「パルス発生しきい値」を調整してハンチング(過修正による引き戻しすぎなどのぶれ)が起こらない設定を探してください。
赤道儀のアンチバックラッシュを調整してみてください。
赤道儀のアンチバックラッシュの設定値が大きい場合など、キャリブレーション後の設定値が適正な値にならない場合があります。お使いの赤道儀のマニュアルを参照のうえアンチバックラッシュの設定を0に設定し、徐々に大きくするなど微調整しながら、合わせてキャリブレーションをやり直してみてください。
以下の時はキャリブレーションをやり直す必要があります。
ガイドをしていてもずれの修正が効かず、ずれが大きくなっていきます。
赤道儀の設置状態を確認してください。
風が強いときは、ずれが大きくなります。ガイド鏡や赤道儀がぐらついていないか取り付けや設置の状態を確認してください。
シュミットカセグレン鏡筒では、オートガイドが正常でもミラーシフト(振動などによる主鏡のわずかな移動)により星像が流れる/ずれていくことがあります。この場合は、ミラーロック(ミラークラッチ)の導入で問題を回避できます。
ガイドを行うと、「ガイド経過画面」では正常なのに撮影画像では星が流れて写ってしまいます。
まず、ガイド鏡がきちんと固定されているか確認してください。
ガイド鏡の焦点距離が主鏡の焦点距離に対して合っているか確認してください。
主鏡の焦点距離が長い場合、ガイド鏡の焦点距離も長くしてください。(*ガイド鏡の焦点距離を主鏡の焦点距離の1/3〜1/2のものに変更してみる。例:主鏡の焦点距離:2000mm、ガイド鏡の焦点距離:800mm)
インターバルが露出時間より長く設定されているか確認してください。
オートガイド画面の「露出[秒]」が「インターバル[秒]」より長く設定されているとハンチングが起きます。必ず「インターバル」の方を長くするようにしてください。
「赤経/赤緯アグレッシブネス」「パルス発生しきい値」を小さくしてみてください。
オートガイド画面下部の「赤経/赤緯アグレッシブネス」や、「オートガイド設定」ダイアログの「パルス発生しきい値」を小さく設定してみてください。
ガイド中のずれが修正されません。
オートガイド画面下部の「赤経/赤緯アグレッシブネス」を大きくしてください。
キャリブレーションをやり直してください。
赤道儀のアンチバックラッシュを調整してみてください。
赤道儀のアンチバックラッシュの設定値が大きい場合など、キャリブレーション後の設定値が適正な値にならない場合があります。お使いの赤道儀のマニュアルを参照のうえアンチバックラッシュの設定を0に設定し、徐々に大きくするなど微調整しながら、合わせてキャリブレーションをやり直してみてください。
ガイド鏡や主鏡のゆるみをチェックしてください。
キャリブレーションが完了していることを確認してください。
「オートガイド設定」ダイアログの「赤緯/赤経パルス」に自動入力されているパルス時間が長すぎないか確認してください。この値が適正でない場合は、キャリブレーション段階から問題が起こっている可能性があります。
アグレッシブネスの設定値などを確認してください。
「赤経/赤緯アグレッシブネス」や、「オートガイド設定」ダイアログの「パルス発生しきい値」を調整してハンチング(過修正による引き戻しすぎなどのぶれ)が起こらない設定を探してください。
天候などによりシーイングが悪くなっていないか確認してください。
ガイド鏡が結露していないか確認してください。
追尾を再開してください。
赤経方向の安全ロック機構がある赤道儀(セレストロンAdvanced-VXなど)の場合、赤道儀に設定されている許容範囲を超えると赤道儀が止まります。止まってしまった場合、赤道儀のハンドコントローラーを操作して追尾を再開させてください。赤道儀の操作についてはそれぞれの赤道儀の説明書をお読みください。