ステラショット体験レポート/あきらめるのは、まだ早い!画像処理もパパっとしちゃお!

新年度になって

井上:こんにちは、玉川大学生物自然研究部星班の井上です。

坂本:同じく、坂本です。新年度になって、私たち3年生になりました!そして…

東江:新たに入った3年生の東江です。

知野:どうも、新しく入りました3年生の知野でーす。

田中:2年生の田中です!天体はロマン。

井上:なんと新メンバーが3人も増えました!

坂本:いやぁ、5人になりましたよ。

東江:私、高校生の時に天文部だった!日食を観測したこともあるよ。

田中:そうなんですか!私、日食や月食に興味があって入ったんです!

知野:私は幼い頃から星空を眺めるのが好きだったんだよねぇ~。
星座を結ぶことはできるけど、星雲や星団の名前や種類はさっぱりなんだよぉ…。

井上:でもさ、私たちも最初はさっぱりだったよね。

坂本:天体望遠鏡を使いたい!とか、天体写真を撮りたい!とかの漠然としたイメージしかなくて。

井上:いざやり始めても、うまくできないことも多かったね。

坂本:でも、いろんな人の協力があって、今ではばんばん写真を撮れるようになったよね。

井上:うん、望遠鏡をだいぶスムーズに使えるようになった~!
実際にやらないと使えるようにならないしさ、教えるからみんなもやってみようよ~。

知野:うー、そんなこと言われても、2人みたいにできる気がしないよぉ。

坂本:そんなことないって!撮れる撮れる!私たちだって去年始めたばっかりだよ!

井上:大丈夫だよ!なんてったって私たちには強い味方がいるのだよ。

坂本:じゃーん!アストロアーツさんから授かった「ステラショット」~!

井上:初心者でも簡単に天体写真が撮れるソフトウェアなんだよ。

坂本:パソコンで天体の導入から撮影まで操作できるから、すごく簡単!

田中:ステラショットで動いている望遠鏡を初めて見たとき、自動で動くのがすごく衝撃でした…。

東江:確かに!パソコンで望遠鏡が制御できるなんてすごいよね。

坂本:でも…、最近撮影が物足りなくなってきたような…。

田中:物足りない?

坂本:うーん、いつも撮影して終わりだなって思って。

井上:そうだね~、それに学内で天体写真を撮ってもくっきり写るわけじゃないしね。

東江:たしかに、天体の美しさが半減している気がする。

坂本:露出時間を延ばそうと思っても、町田では厳しいんだよね。

井上:天体よりも背景が明るくなってしまうからね…。

玉川学園内で天体写真撮影中
玉川学園内で天体写真撮影中
M81,M82 1枚 ISO2000、8秒露出

ステライメージで自動画像処理

そんな私たちに、アストロアーツさんからまたもや神の手が!なんと誰でも簡単に画像処理ができるソフトがあると言うのです。その名も「ステライメージ8」。美しい天体写真に仕上げるための技がぎっしり詰まっているソフトです。

知野:画像処理って、具体的には何するの?

井上:何枚も写真を重ねてノイズを減らしたり、明るさやコントラスト、色味などの微調整ができるみたいだよ。光害の影響も減らせるって!

知野:画像処理なんてやったことないけど、できるかなぁ。

田中:私も初めてです。何枚も重ねるなんて、なんか難しそう…。

坂本:このソフト、自動で撮影した画像を重ねてくれるんだって!

知野:えっ、自動でやってくれるの!?

井上:しかも天体の位置も自動で合わせてくれるみたいだよ。

田中:すごい…!

知野:それなら機械が苦手な私でもできそうだな~。

東江:じゃあ、早速やってみよっか。

私たちは、玉川学園内で撮影したM81とM82の天体写真を使い、画像処理に挑戦しました。今回はISO2000、8秒露出で撮影した写真を80枚重ねて処理しました。
画像処理中
写真左から知野、田中、坂本、井上、東江
M81,M82 80枚コンポジット ISO2000、8秒露出、80枚コンポジット

全員:すごい、全然違う…!

東江:人間の目の性能を超えた美しさがあるね…。

井上:たくさん写真を重ねることによって、天体の細かいところまでくっきりしたね。

坂本:暗黒帯も、銀河の色もちゃんと出てる!8秒露出の写真を80枚重ねているから、合計640秒の露出を掛けたことになるんだね!

東江:だから処理前とこんなにも違うのか。町田でもかなり写るんだね、すごい!

知野:1枚の状態でも、肉眼で見えないものが写ってすごいと思ってたのになぁ…。

坂本:こんなにきれいな写真、図鑑や雑誌でしか見たことがないよ!
これ、本当に私たちが撮った写真だよね!?

田中:本当にすごいです…町田で撮ったとは思えないですね。
町田でこんなにきれいに撮れるなら、星がよく見えるところではもっとすごいんじゃないですか!?

井上:今年の夏合宿では長野県の野辺山に行く予定だから、すごく綺麗だろうね。
今から楽しみだよ~!

東江:それにしても、ステラショットとステライメージの組み合わせで、導入・撮影・画像処理が簡単にできるからすごく助かるね。

知野:自動で天体の位置合わせをしてくれるのもステライメージのすごいところだよね~!

東江:明るさや色味を調整したり、光害の影響を弱めることもできるんだったよね。これもやってみたい。

知野:面白そうだよね、早速やってみよう~!

東江:星は背景が暗い方がいいかな、星空ってやっぱりそんなイメージあるし。

田中:確かにそうですね!暗くしてみましょうか。

井上:あれっ、銀河の腕が見えなくなっちゃった…!暗くしすぎたかな。

東江:うーん、じゃあもっと明るい方がいいのかな。

田中:でも暗いのは暗いのでかっこいいですよね。

坂本:私はもう少し明るい方が好きだなー。人によって好みが分かれてしまうね。

知野:調整次第でかなり変わるんだなぁ~。さじ加減が難しい!

井上:天体写真って、奥が深いね…。

東江:たくさん撮影して、どんどん試してみたいね。

田中:今回は銀河ですけど、色のきれいな星雲だとどうなるんでしょうね!
星団でも試してみたいです。

坂本:これからは撮影後も楽しみだなー!早く使いこなせるようになりたい!

これからの目標

井上:みんなはこれからどんなことに挑戦したい?何か目標はある?

田中:私は星雲や星団をたくさん見たいです。そして、天体の知識をもっとつけたいです!
星がきれいなところならではの活動ができる合宿も楽しみなんですよー。

東江:私は高校生の時に望遠鏡を使った観測をしてたから、今度は流星群の観測に挑戦してみたい。

井上:流星群!星がきれいに見えるところで一度見てみたいなぁ…。

知野:私は風景を入れた星の軌跡の写真、比較明合成に興味があるなぁ。

坂本:いいね~!私はやっぱり望遠鏡を使いたいな。惑星を撮りたい!

井上:私はメシエ天体を全て撮影してみたいんだよね。

田中:たくさんあるから、メシエ天体を全部撮影するのは根気が必要ですね…。

井上:いや、だからこそ挑戦してみたい。それも学校の中で!
学内版のメシエカタログを作るのが今年の目標!

東江:そのためには、ステライメージも使いこなせるようにしないとだね。

知野:それぞれのデータが集まれば、後輩に活動記録として残すこともできるね。

坂本:みんなやりたいことが少しずつ違うね、全部面白そう!

田中:本当、どれも魅力的ですね。これから挑戦していくのが楽しみです✩

東江:とりあえず、少しずつ知識をつけていこうか(笑)。

知野:そうだね、活動の幅を広げるために。

井上:これからも頑張っていこうぜ~!!

全員:応援、よろしくお願いします!!!!!