あらかじめ、カメラのダイヤルや設定メニューで以下の項目を設定しておいてください。
(カメラ機種によっては項目の名称が異なっていたり、該当項目がない場合があります。)
【 キヤノン EOS 70Dの例 】
撮影画像をPC内だけでなくメモリカードにも保存するよう設定している場合(※)は、メモリカードをカメラに入れておく必要があります。そうでなければ必要ありません。(※「撮影」パネル→「保存設定」で「カメラ本体のメモリカードにも保存」をON)
カメラボディを赤道儀に搭載するか、鏡筒の接眼部に装着します。
赤道儀の場合、カメラの向きは赤緯体の搭載面に対して縦位置になるようにすると、写野の短辺(上下方向)が南北方向、長辺(左右方向)が東西方向になります。
カメラのファインダーまたはライブビュー画面を見ながら、カメラレンズまたは鏡筒のピントを無限遠(∞)に合わせておきます。
カメラを鏡筒に装着して使う場合は、望遠鏡のファインダーを鏡筒と平行になるように調整しておきます。
ピント合わせやファインダー調整は、天体を使って行うよりも、空が明るいうちに遠くの地上風景などでやっておく方が楽です。
ピント合わせが完了したら、鏡筒の接眼部にピント位置を「線」などで印を付けておくと後の観測でピント出しが楽になります。
鏡筒の接眼部にカメラを取り付けて撮影する場合、接続リングの組み合わせによっては無限遠にピントが合わないことがあります。
必ず事前にカメラと鏡筒を接続してみて、鏡筒のドローチューブ(またはヘリコイド)の可動範囲内でピントが合うことを確認しておきましょう。
「バーティノフマスク」を天体望遠鏡や写真レンズの先端に装着して使うと、恒星のピント合わせを簡単かつ正確に行えます。
以下の手順でカメラと PC をつなぎます。
これでカメラの準備は完了です。
初めてカメラを PC に接続した場合は、ここで Windows の「新しいデバイスを検出しました」などのメッセージが出ますので、デバイスの初期設定が終わるまでしばらくお待ちください。
また、初めてカメラを PC に接続した場合は Windows の「自動再生」のメッセージが出ることがありますので、ここでは「何もしない」を選んでください。