ステラショットで自動撮影を行うには以下の機材が必要になります。
USB ポートが必要です。
カメラ、赤道儀と接続するため、できれば2個以上の USB ポートがある方が良いですが、ない場合には USB ハブを使って USB ポートを増やす必要があります。
USB ハブはバスパワー式(USB ポートから給電するタイプ)ではなく、セルフパワー式(AC 電源から給電するタイプ)の方が、挿したデバイスが電力不足になりにくいので安心です。
シリアルポート(RS-232C ポート)が付いている PC であれば、望遠鏡の接続ケーブルを直接挿すことができますが、最近の PC にはまず搭載されていません。
以下の装備が搭載されている必要があります。
など、赤道儀に付属していて微動や自動導入を行えるマイコン制御の装置です。
対応機種の一覧は製品仕様をご参照ください。アストロアーツオンラインショップでも赤道儀、鏡筒や各種アクセサリーを取り扱っています。
経緯台でも、上記の3つが装備されていれば PC から動かすことができますが、経緯台は上下方向と水平方向に動く架台ですので、日周運動を追尾する間に視野が回転してしまいます。このため、天体撮影には向きません。
小型のコンパクト赤道儀には導入装置や PC との接続機能がないため、天体撮影には使えません。
望遠鏡と PC を接続するためのケーブルが必要です。
望遠鏡に標準で付属している場合もありますが、別売の場合もあります。
STAR BOOK シリーズはクロス LAN ケーブルで PC と接続します。
クロス LAN ケーブルは電器店など購入できますが、通常使われる LAN ケーブル(ストレートケーブル)とは内部の結線が違いますのでご注意ださい。
お使いの望遠鏡に対応した専用ケーブルをお使いください。
ビクセン STAR BOOK シリーズ以外の望遠鏡では、望遠鏡接続ケーブルは PC に挿す側のコネクタが RS-232C 規格(D-Sub 9ピン メス)になっているのが普通です。
しかし最近のほとんどの PC にはシリアルポート(RS-232C ポート)がないため、望遠鏡接続ケーブルを直接 PC につなぐことができません。
そこで「USB - シリアル変換ケーブル」を USB ポートに装着し、そこに望遠鏡接続ケーブルを挿します。
USB - シリアル変換ケーブルは電器店または望遠鏡ショップで購入できます。
対応機種の一覧は製品仕様をご参照ください。
ステラショットでは一部の例外を除き原則としてミラーレス一眼カメラやコンパクトデジタルカメラには対応しておりません。
カメラと PC を接続するためのケーブルが必要です。
カメラに標準で付属している場合もありますが、別売の場合もあります。
キヤノン純正のケーブルがカメラに付属していますが、ほとんどの機種では標準的なUSBケーブル(PC側がAタイプ、カメラ側がMini-BタイプまたはUSB3.0の Micro-Bタイプのプラグ)ですので、このタイプのカメラであれば市販のケーブルを使ってもOKです。
ニコン純正のケーブルがカメラに付属していますが、カメラ側プラグがメーカー独自の形になっている機種が多いため、これらの機種では純正ケーブルをお使いください。一部の機種はカメラ側プラグがUSB3.0 Micro-Bタイプですので、このタイプのカメラであれば市販のケーブルも使えます。
カメラのみで撮影する場合にはカメラレンズが必要です。
望遠鏡の鏡筒にカメラボディを取り付けて直焦点撮影や拡大撮影をするためには、鏡筒が必要です。
併せて、鏡筒の接眼部にカメラを取り付けるための接続リング等も必要になります。
(どのような接続リングが必要かはカメラと鏡筒によって異なりますので望遠鏡ショップなどでお尋ねください。)
野外で撮影する場合には、PC・望遠鏡・カメラ用の電源も必要です。
野外で撮影する場合には、PC・望遠鏡・カメラ用の電源も必要です。