話題のミラ型変光星の近況

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初心者からベテランまで注目されている3つのミラ型変光星が見ごろを迎えている。この機会にぜひ観測してみよう。

【2026年9月30日 高橋進さん】

わし座R

わし座R(R Aql)は周期268日でおよそ6等から11等まで明るさが変わるミラ型変光星です。今シーズンは9月6日ごろに、約6.0等の極大を迎え、その後はゆっくりと減光しつつあります。書籍やウェブで年初めに出された予報では9月中旬から下旬に極大を迎える見込みでしたが、それらより少し早めの極大になりました。極大時の明るさは標準的なものでした。

わし座Rの光度曲線
わし座Rの光度曲線(VSOLJデータベースより高橋さん作成、以下同)

わし座R周辺の星図
わし座R周辺の星図(「ステラナビゲータ」で星図作成、以下同)

はくちょう座χ

変光幅が大きく明るいミラ型変光星として人気のはくちょう座χ(χ Cyg)は周期408日でおよそ4等から13等まで明るさが変わります。9月28日現在、約5.4等で、おおむね年初の予報どおりのタイミングで極大期を迎えたものとみられます。少し暗めの極大ですが、もう少し明るくなるかもしれません。

はくちょう座χの光度曲線
はくちょう座χの光度曲線

はくちょう座χ周辺の星図
はくちょう座χ周辺の星図

ミラ(くじら座ο)

ミラ型変光星の代表星であるくじら座のミラ(ο Cet)は、8月末におよそ9等の極小を迎えました。10月は8等台とみられ、11月からは急速に光度が上がっていきます。極大は12月から1月ごろ、約3等くらいまで明るくなると予想されます。今シーズンは観測しやすい時期に極大を迎えますので、多くの皆さんに楽しんでいただけるでしょう。

ミラの光度曲線
ミラの光度曲線

ミラ周辺の星図
ミラ周辺の星図

ミラ型変光星は初心者からベテランまで楽しめる変光星です。ご紹介のとおり、この秋は見ごろのミラ型変光星の観測好期です。この機会にぜひ、積極的な観測をお願いします。

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