探査機「ドーン」、準惑星ケレス到着まであと2か月

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NASAの小惑星探査機「ドーン」が、次の目標である準惑星ケレスを撮影した。同探査機は3月6日にケレスに到着し、約1年半探査を行う予定となっている。

【2015年1月20日 NASA

NASAの探査機「ドーン」が、次の探査目標である準惑星ケレスを撮影した。この画像はケレスに向かうためのナビゲーション用に撮影されたもので、平均直径950kmのケレスを地球~月程度の距離からとらえている。2003年、2004年にハッブル宇宙望遠鏡が撮影した画像にはまだかなわないが、1月末にはそれを追い越してこれまでで最も鮮明なケレスの姿を見ることができるようになる。

ドーンが撮影した準惑星ケレス
1月13日にドーンが38万kmの距離から1時間の間に撮影したケレス(提供:NASA/JPL-Caltech/UCLA/MPS/DLR/IDA/PSI)

2007年に打ち上げられたドーンは、2011年に最初の目標天体である小惑星ベスタに到着し約1年間探査を行った。ドーンは2012年9月にベスタを離れ、約2年半の旅の後、今年3月6日にケレスを周回する軌道に入る予定となっている。成功すれば、2つの天体の周回軌道に乗った初の探査機となる。ケレスの探査期間はおよそ1年半を予定している。


探査機の位置と航路

天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ」では、「ドーン」など主な探査機の位置や航路、準惑星ケレスの位置や軌道などを表示することができます。

「ステラナビゲータ」で探査機と天体の動きを表示

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