AstroArts Topics

天の川銀河

天の川銀河内で2番目に大質量のブラックホールの兆候

2016/01/20
天の川銀河の中心核「いて座A*」から約200光年離れた位置にある特異分子雲の電波観測で、その空間構造と運動が太陽の10万倍もの質量を持つコンパクトな重力源の存在で説明できることが示された。天の川銀河の中で2番目に大きな質量のブラックホールかもしれない。

天の川銀河中心の巨大ガス雲の動きから探るブラックホール周辺

2016/01/06
天の川銀河の中心に位置する超大質量ブラックホール「いて座A*」に接近した巨大ガス雲「G2」の運動に関する分析から、いて座A*周囲の様子が明らかにされた。

3次元地図から探る太陽系近傍の新たな姿

2015/11/18
ヨーロッパの位置観測衛星「ヒッパルコス」のデータから、太陽系近傍に存在する高温大質量星であるOB型星の3次元立体分布図が作られた。太陽系のお隣にあたる領域に新しい星のグループの存在が明らかにされ、オリオン座の星の起源に光が当てられたほか、従来知られてきた「グールド帯」は存在そのものに疑問が投げかけられることになった。

天の川銀河のバルジに、若い星からできた円盤構造

2015/11/04
ヨーロッパ南天天文台の望遠鏡「VISTA」による天の川銀河の観測で、これまで知られていなかった円盤状に集まる若い星が発見された。銀河中心のバルジに存在する厚い塵の雲に隠されていたのだが、赤外線で塵を見通すことによって見つかったものだ。

「ペルセウス腕」、天の川銀河の平均回転速度より遅かった

2015/04/22
天の川銀河の腕の一つ「ペルセウス腕」にある大質量星形成領域の水メーザー観測から、「ペルセウス腕」全体の速度が平均的な銀河回転速度よりも毎秒30kmほど遅いことがわかった。

天の川銀河のベビーブームに遅れて生まれた太陽

2015/04/14
天の川銀河で星が大量に生まれた「ベビーブーム」の時代は、約100億年前のことだ。太陽は、そのベビーブームから遅れること約50億年、星の形成がすっかり落ち着いてしまったころにようやく誕生した。

矮小銀河からガンマ線、ダークマター粒子対消滅の証拠の可能性

2015/03/11
最近発見された天の川銀河の伴銀河の1つである「レチクル座2」から、ガンマ線が初めて検出された。このガンマ線は、長い間理論的に予測されてきたダークマター粒子の対消滅の証拠ではないかと考えられている。

銀河の外れに生まれた2つの星団

2015/03/10
天の川銀河の円盤部から1万6000光年も離れた場所で、新しく生まれた星団が見つかった。星の材料はどのようにしてこれほど遠くまで運ばれたのだろうか。

粒子数2400億で天の川銀河の進化をシミュレーション

2014/11/12
約2400億個の粒子を用いた、過去最大規模の天の川銀河進化の数値シミュレーションが行われた。銀河内の星の観測データと直接比較できるシミュレーションデータを得ることができるようになり、天の川銀河の構造や進化過程が明らかになっていくと期待される。

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