AstroArts Topics

ヘッドライン

【特集】土星(2020年)

2020/05/21
2020年の土星は7月~10月ごろに観察シーズンを迎えます。やや高度が低いものの0等級と明るいのでよく目立ち、街中でも簡単に見つけられます。天体望遠鏡で、環や衛星タイタンを観察してみましょう。木星と接近する様子も見ものです。

火星内部の環境を地球で再現、組成を決める鍵となるか

2020/05/20
火星の核における高温高圧状態を再現した実験により、火星核と似た環境を伝わる地震波の速度が精密に測定された。この結果を探査機「インサイト」が直接調べている「火震」と比較することで、核の組成を特定したり火星の起源を探ったりできるかもしれない。

こだわり天文書評『地球は特別な惑星か?』『日本の星空ツーリズム』など10冊

連載・読み物
2020/05/20
金井三男さんによる『地球は特別な惑星か?』『ガリレオの求職活動 ニュートンの家計簿』など3冊のレビューと、星ナビ2020年5月号「ほんナビ」の『日本の星空ツーリズム』『双眼鏡で星空観察』など7冊のレビューを公開。

地球の水は星間分子雲の塵からできたのかもしれない

2020/05/19
星間物質を模した有機物の加熱実験で水が大量に生じるという結果が得られた。地球の水の起源が彗星や炭素質小惑星ではない可能性を示すものだ。

「はやぶさ2」地球帰還へ向け最後のイオンエンジン運転開始

2020/05/18
「はやぶさ2」が地球帰還に向けて第2期のイオンエンジン運転を開始した。9月まで運転が行われ、11~12月に地球に帰還する予定だ。

複雑な生命体のハビタブルゾーンは従来の見積もりより広い

2020/05/18
実験結果と理論予想の組み合わせから「複雑な生命体のハビタブルゾーン」を導き出したところ、従来の見積もりよりも広いことが示された。複雑な生命体は従来考えられていたより広い軌道範囲に存在することが可能かもしれない。

2020年5月下旬 水星と金星が大接近

2020/05/18
5月下旬ごろ、夕方の西北西の低空で、水星と金星が大接近する。最接近は5月22日ごろ。

天体写真ギャラリー:金星など78枚

2020/05/18
金星、スワン彗星(C/2020 F8)、パンスターズ彗星(C/2017 T2)など。

口径127mmシュミットカセグレン「Astro Fi5 SCT」発売

2020/05/18
口径127mmのシュミットカセグレン鏡筒を搭載した、Wi-Fi内蔵片持ちフォーク式経緯台望遠鏡。専用アプリでスマホやタブレットから望遠鏡を操作。セレストロン製 価格93,500円

天の川銀河の中心ブラックホール「いて座A*」の瞬きを検出

2020/05/15
天の川銀河の中心に存在する超大質量ブラックホール「いて座A*」の電波強度が、ゆっくりとした変動だけでなく30分程度の瞬きのような短周期変動も見せることがわかった。ブラックホール周囲の降着円盤内の「ホットスポット」に起因するとみられている。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

望遠鏡と探査機の連係プレーで木星大気の深部を見通す

2020/05/15
ハッブル宇宙望遠鏡、地上のジェミニ天文台、そして木星を間近で観測する探査機「ジュノー」による多波長の同時観測で、木星の大気構造に関する長年の謎が解き明かされた。

2020年5月24日 細い月と水星、金星が接近

2020/05/15
5月24日の夕方、西北西の低空で細い月と水星、金星が接近する。

月から流出する炭素を発見

2020/05/14
月周回衛星「かぐや」の観測データから、月の表面全体から炭素が流出していることが明らかになった。月が誕生したときから炭素が存在していたことを示す結果で、月の誕生と進化について見直す契機となりうる。

褐色矮星の表面に木星のような縞模様

2020/05/14
現在知られている褐色矮星の中で太陽系に一番近いLuhman 16Aに雲の帯があり、木星のような縞模様となっていることを示唆する観測結果が得られた。

2020年5月中旬 木星と土星が接近

2020/05/14
5月中旬ごろ、未明から明け方の南東から南の空で、木星と土星が接近する。最接近は5月18日ごろ。

【特集】木星とガリレオ衛星(2020年)

2020/05/14
2020年の木星は7月~10月ごろに観察シーズンを迎えます。やや高度が低いもののマイナス2等級と明るいのでよく目立ち、街中でも簡単に見つけられます。双眼鏡や天体望遠鏡で、4つのガリレオ衛星の動きや木星表面の縞模様なども観察してみましょう。土星と接近する様子も見ものです。

天体写真ギャラリー:M61の超新星など84枚

2020/05/14
13日の月・木星・土星の接近、惑星、スワン彗星(C/2020 F8)、M61の明るい超新星2020jfoなど。

「日焼け」からわかったリュウグウの歴史

2020/05/13
「はやぶさ2」の観測から、かつて小惑星リュウグウが今よりも太陽に近い軌道にあり、表面が赤くなる変質を受けていたことが明らかになった。

隕石が物語る40億年前の火星環境は地球と似ていた

2020/05/12
40億年前の火星に起源を持つ隕石から、有機窒素化合物が検出された。現在の火星は乾いた苛酷な環境で、こうした化合物はすぐに破壊されてしまう。太古の火星は、水や多様な有機物に富む、初期の地球のような惑星だったのかもしれない。

水がないファエトンの表面

2020/05/11
2017年12月に小惑星ファエトンが地球に接近した時の近赤外線観測から、天体の表面に水分子や含水鉱物が存在しないことがわかった。ファエトンの形成過程や塵放出の仕組みを解き明かす手がかりとなる成果だ。