「時」は古代中国・中世西洋・近代日本の天文学ばかりでなく、現代宇宙論や相対論を語るときにも基本となる。そんな「時」論を学ぶ絶好の入門書。
これが最先端 現代の天文学がわかる10冊
宇宙「96%の謎」 宇宙の誕生と驚異の未来像
インフレーション宇宙論をはじめ、現代宇宙論を展望する絶好の本。入門書ではなく、相当に読み応えがある。じっくりと考察しながら読み進めていただきたい。
キッズのためのしかけ図鑑絵本 うちゅう
文章というより仕掛けを楽しむ本だが、読書に疲れた頭を癒すには絶好の一冊。特に学び盛りなお子さんがいるお宅で、書棚やテーブルに仕掛けしておくのによい本だ。
銀河物理学入門 銀河の形成と宇宙進化の謎を解く
20世紀半ばまで、天文学において銀河は弱小勢力だったが、今や銀河物理学の名を戴くほどに成長した。ロマンで銀河を語る時代は過ぎ去った。最新の天文学を心行くまで楽しんでほしい。
太陽系に未知の「惑星X」が存在する!
かつてP.ローエルが唱えた惑星Xのことでは、もちろん、ない。太陽系外縁天体の捜索について述べた最新の太陽系論。本書を読まずに、現代の太陽系像を描き出すことはできない。
イケナイ宇宙学 間違いだらけの天文常識
本書で数多く、かつ類を見ないやり方で説明されている通り、宇宙や天文については、トンデモ誤解が多い。逆に、かように説明されると、常識すらも怪しいことが明白になる。
カラー図解でわかる ブラックホール宇宙
図解できるはずがなかったブラックホール宇宙を見事に図解した本。もちろん図解だけですべてを理解するのは無理だが、そこを著者は見事に文章でカバーしている。