仙台の小石川さん、アンドロメダ座大銀河に新星を発見
【2010年12月13日 CBET 2582】
仙台の小石川さんが12月10日、アンドロメダ座大銀河に新星M31N 2010-12bを発見した。翌11日には、九州の西山さん椛島さんコンビもこの新星を独立発見している。
仙台市天文台の小石川正弘(こいしかわまさひろ)さんが12月10.532日(世界時、以下同様)、アンドロメダ座大銀河M31に新星M31N 2010-12bを発見した。その後、福岡県の西山浩一(にしやまこういち)さんと佐賀県の椛島冨士夫(かばしまふじお)さんや各国のチームによって独立発見されている。
小石川さんの観測によると、この天体の位置は以下のとおり。
赤経 00時42分30.88秒 赤緯 +41度27分21.7 秒 (2000年分点) 新星周辺の画像
この天体は、小石川さんによる発見前の12月10.359日に遊佐徹さんが撮影していた画像に16.7等でとらえられ、小石川さんが発見した10.532日には16.0等まで明るくなっているが、翌11日の西山さん椛島さんらの観測では約17等まで減光している。
新星M31N 2010-12bの位置
この天体を天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ」で表示して位置を確認できます。ご利用の方は、ステラナビゲータを起動後、「データ更新」を行ってください。
また、新しいデータや番組を入手できる「コンテンツ・ライブラリ」では、新星をわかりやすく×印で表示するための「新星(マークで表示)」ファイルも公開しています。あわせてお楽しみください。