AstroArts Topics

C型小惑星

アンモニア含有鉱物が示す小惑星の大移動

2022/01/31
小惑星のアンモニア含有鉱物の分析から、多くのC型小惑星が土星より外側で生まれ、9億kmに及ぶ移動を経て現在の軌道にやってきたことが示唆された。

地球の大気・海水の量は小惑星の大量衝突で決まった

2021/11/15
地球に存在する炭素や水などの割合がC型小惑星と食い違っているという謎を解くモデルが提唱された。小惑星の大量衝突で大気が失われる効果が鍵になっているようだ。

リュウグウとベンヌの明るい岩塊は起源の違いを物語る

2020/09/29
探査機「はやぶさ2」が訪れた小惑星リュウグウと「オシリス・レックス」が周回中の小惑星ベンヌは共に「がれきの寄せ集め」だが、そのがれきのもととなった母天体は別である可能性が出てきた。

リュウグウの6割は有機物かもしれない

2020/06/25
「はやぶさ2」が得たリュウグウの観測データに基づく計算から、リュウグウは60%以上が有機物で構成されているという結果が得られた。元は彗星の核だった可能性もある。

「日焼け」からわかったリュウグウの歴史

2020/05/13
「はやぶさ2」の観測から、かつて小惑星リュウグウが今よりも太陽に近い軌道にあり、表面が赤くなる変質を受けていたことが明らかになった。

リュウグウのようなC型小惑星の破片は壊れやすい

2019/07/22
「はやぶさ2」の小型着陸機「MASCOT」により、リュウグウの表面は小さい物質ではなく多孔質のもろい大きな岩で覆われていることが確かめられた。リュウグウのようなC型小惑星に由来する隕石の数が少ないのは、その壊れやすさが理由のようだ。

炭素質の小惑星をカイパーベルトで初めて発見

2018/05/16
カイパーベルトに位置する小惑星2004 EW95をヨーロッパ南天天文台のVLTで観測したところ、この天体が炭素質であることが明らかとなった。カイパーベルトでこのタイプの小惑星が確認されたのは初めてである。