AstroArts Topics

太陽系

電波のまたたきでとらえたアイソン彗星のイオンテイル

2015/02/23
名古屋大学と日本大学の共同研究チームが、2013年11月に太陽に最接近して消滅したアイソン彗星のプラズマの尾を、電波のまたたき現象を利用した観測でとらえた。同様の観測が彗星や太陽風の謎に迫るうえで有効な手段であることを示す成果だ。

ロシア隕石、母天体は不明のまま

2015/02/16
2013年2月にロシアに落下し大きな被害をもたらした隕石について、その由来として有力視されてきた小惑星が母天体である可能性は少ないことが、詳しい分析で明らかになった。

ハッブルが撮影、3衛星の木星面同時通過

2015/02/10
1月24日、木星の4大衛星のうち3つが同時に木星面に重なるという珍しい現象をハッブル宇宙望遠鏡がとらえた。

「あかつき」、12月7日に金星周回軌道へ

2015/02/06
金星探査機「あかつき」が今年12月7日、金星周回軌道への投入に再び挑戦する。2010年12月にメインエンジンの不具合で失敗しており、代替エンジンを利用して予定と異なる軌道に入る。

小惑星に「じゃこ天」命名

2015/02/05
1996年に発見された小惑星に、「じゃこ天」の名が付けられた。日本の地名にちなんだ名称など約30個が新たに命名されている。

最接近まであと半年 「ニューホライズンズ」がとらえた冥王星

2015/02/05
今年7月に史上初の冥王星探査を行う「ニューホライズンズ」から、冥王星とその衛星カロンの最新画像が届いた。発見から85年、その姿がじょじょに明らかにされる。

「ロゼッタ」が見た、彗星活動が刻む模様

2015/01/23
チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を探査している探査機「ロゼッタ」の初期成果が、米「サイエンス」誌の特集でまとめて発表された。彗星の物理的な性質や、彗星活動を物語る地表のようすなどが明らかになっている。

太陽の磁力線、可視化に成功

2015/01/22
国立天文台の岩井一正さんらの研究グループが、野辺山電波ヘリオグラフを用いて太陽の磁力線の可視化に成功した。

探査機「ドーン」、準惑星ケレス到着まであと2か月

2015/01/20
NASAの小惑星探査機「ドーン」が、次の目標である準惑星ケレスを撮影した。同探査機は3月6日にケレスに到着し、約1年半探査を行う予定となっている。

11年前に行方不明となった火星着陸機「ビーグル2」を発見

2015/01/19
NASAの火星探査機の画像から、2003年に行方不明となったイギリスの火星着陸機「ビーグル2」が見つかった。太陽電池パネルが一部展開していない状態とみられ、これが通信不全の原因になったようだ。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

土星の位置を正確に計測

2015/01/09
土星探査機「カッシーニ」と電波望遠鏡ネットワークを利用した観測により、土星やその衛星の位置が従来よりはるかに高い精度で求められた。

火星の地下に水素の貯蔵層が存在

2014/12/24
東京工業大学の臼井寛裕さんらが火星隕石の分析から、火星の地下に水素の貯蔵層が存在することを発見した。その貯蔵量は過去に火星表面に存在した海水量に匹敵する可能性があるという。

金星探査機「あかつき」が明らかにした太陽風加速

2014/12/18
金星探査機「あかつき」を利用した観測から、太陽から離れた場所でガスが加熱され、太陽風が加速されるメカニズムが明らかになった。

ビーナスエクスプレス、運用終了

2014/12/18
欧州の金星探査機「ビーナスエクスプレス」の8年にわたるミッション終了が発表された。

火星で一時的に急増したメタンと有機分子の発見

2014/12/17
NASAの探査車「キュリオシティ」が火星の大気を20か月かけて調べた結果、メタンの量が、ある期間だけその前後に比べ10倍も増加していることがわかった。また、ドリルで穴を開け採取した粉状の岩石サンプルからは、有機分子も検出された。

ビーナスエクスプレスが通信不安定に 燃料切れか

2014/12/15
8年間金星を周回軌道から観測してきた欧州の探査機「ビーナスエクスプレス」の通信が11月末から不安定になっている。推進剤が尽きたとみられ、早ければ来年1月中旬に金星大気に突入する見込みという。

チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星、地球と異なる水の起源

2014/12/12
欧州探査機「ロゼッタ」の観測により、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の水が地球のものとは異なることがわかった。地球の水がどこから運ばれてきたか、その起源に関して新たな議論を呼び起こしそうだ。

地上で初めて彗星由来の塵を発見

2014/12/11
日米の共同研究チームが、南極の氷の中から彗星に由来する塵を発見した。地上で見つかったのは初めてのことだ。

火星のクレーターをかつて満たした湖

2014/12/10
火星探査車「キュリオシティ」の調査から、かつてクレーター内に大きな湖があり、30億年以上前に枯渇と充満を繰り返した時期があったことがわかってきた。

「はやぶさ2」、翼を広げ順調に飛行

2014/12/05
3日に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」は、飛行体勢を整えるクリティカル運用を無事終了して正常に飛行中だ。小惑星物質採取用ホーンを伸ばした確認画像も届いた。