AstroArts Topics

彩層

太陽型星では大気の加熱メカニズムは普遍的

2022/03/24
太陽に近い質量の恒星では、表面よりも外側のコロナや彩層が高温になる現象が見られる。恒星の年齢や活動度によらず、この加熱を引き起こすのは表面の磁場を介したエネルギー輸送であることがわかった。

表面からコロナ直下まで、ロケット観測でわかった太陽の磁場

2021/02/26
太陽観測ロケット「CLASP2」と科学衛星「ひので」の観測で、太陽表面からコロナ直下までの広い高度にわたる磁場の構造が世界で初めて明らかになった。

ぶ厚い彩層を持つアンタレス

2020/06/22
アルマ望遠鏡とVLAで、さそり座の1等星アンタレスの高分解能観測が行われた。アンタレスの彩層は非常に厚く、その温度は太陽の彩層よりかなり低いようだ。

彩層の速い時間変動とコロナループ加熱の関係

2017/10/11
太陽の彩層に見られる速い時間変動の解析から、この変動がコロナループの加熱に関わっている可能性が示された。

観測ロケット実験「CLASP」、太陽大気の複雑な構造や磁場の存在証拠を解明

2017/05/18
日米仏が共同実施した太陽観測ロケット実験「CLASP」により、太陽の彩層・遷移層が想像以上に複雑な構造をしていること、磁場の存在を示す紫外線偏光成分が見られることが突き止められた。

太陽のあちこちに現れる謎の超音速現象

2016/11/24
太陽観測ロケット「CLASP」による詳細な観測から、わずかに明るい構造が毎秒150km~350kmという超音速で伝播するという現象が太陽の彩層のあちこちで発見された。

「ひので」と「IRIS」で得られた、太陽彩層の形成の証拠

2016/11/01
太陽は表面の温度よりもその外側の彩層やコロナの温度のほうが高いという不思議な現象が知られており、この謎は「彩層・コロナ加熱問題」と呼ばれている。太陽観測衛星「ひので」と「IRIS」の観測データの比較・分析から、彩層の温度を生み出すメカニズムが明らかになった。

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