AstroArts Topics

太陽系

日本の宇宙望遠鏡「LAICA」、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の撮影に成功

2015/10/16
立教大学などが開発した宇宙望遠鏡「LAICA」が9月13日に、地球から3500万km離れたところからチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を撮影し、彗星周辺に存在する水素ガスの新たな全体像をとらえることに成功した。

冥王星の空は青い!水の氷も発見

2015/10/14
探査機「ニューホライズンズ」による観測で、青く美しい冥王星の大気のもやがとらえられた。また、冥王星の地表に水の氷が露出している領域が見つかった。

カロンに激動の歴史、氷火山活動もあった可能性

2015/10/13
探査機「ニューホライズンズ」から、冥王星の衛星カロンの高解像度カラー画像が届けられた。複雑な地形がとらえられており、カロンの激しい歴史が見てとれる。

NASAディスカバリー計画に5つのミッションを一次選出

2015/10/08
NASAは次のディスカバリー計画の実施に向けて第一次選考を行い、28案の中から3つの小惑星探査と2つの金星探査ミッションを選定した。

ライトブリッジが引き起こす、黒点形成時の爆発やジェット

2015/10/06
「ひので」など太陽観測衛星のデータとコンピューター・シミュレーションとを合わせた研究から、太陽で黒点が作られる際に見られる小規模な爆発現象やジェット噴出の仕組みが調べられ、明るく細長い構造(ライトブリッジ)と周辺の磁場構造が現象を引き起こしていることがわかった。

探査機「はやぶさ2」が目指す小惑星の名前は「リュウグウ」

2015/10/05
小惑星探査機「はやぶさ2」が目指す小惑星の名称が「Ryugu」(リュウグウ)に決定した。

脈動するオーロラの仕組みを解明

2015/09/30
科学衛星「れいめい」の観測データの分析と、名古屋大学などによるコンピュータシミュレーションの結果から、「コーラス」と呼ばれる宇宙の電磁波がオーロラを引き起こす電子を変調させることで脈動オーロラの瞬きが作りだされていることが解明された。

現在の火星に液体の水が流れている強力な証拠

2015/09/29
探査機「マーズ・リコナサンス・オービター」の観測により、火星の表面で水和鉱物の一つである「過塩素酸塩」が検出された。この物質は水の存在を示す証拠であり、NASAは現在の火星の表面に液体の水が存在していると発表した。

彗星で起こる水の氷のサイクル

2015/09/24
探査機「ロゼッタ」による観測から、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星で水の氷が循環する様子が明らかにされた。

逆光でとらえた冥王星に見られる窒素の循環

2015/09/18
探査機「ニューホライズンズ」の冥王星最接近から15分後に撮影された高解像度の画像が公開された。冥王星のすぐそばにいると錯覚しそうなほどの迫力で、凍った山々や窒素の氷河、低く幾重にもたなびく「もや」などが見えている。地球の水循環に似た現象が冥王星でも起こっていることがわかる、研究者も驚きの画像だ。

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エンケラドスの地表下に全球規模の海が存在

2015/09/16
探査機「カッシーニ」の観測により、土星の衛星エンケラドスの表面を覆う氷の地殻の下に全球的な規模の海が広がっていることが示された。

冥王星フライバイから2か月、ニューホライズンズから本格的にデータ送信開始

2015/09/14
7月14日に冥王星をフライバイした探査機「ニューホライズンズ」が取得した、膨大なデータの送信が本格的に始まった。新たなデータから作られた冥王星のクローズアップ画像も、約1か月半ぶりに公開されている。

金星を乾燥させたのは天体重爆撃かもしれない

2015/09/09
金星にはかつて地球の海水ほども表層水があったと考えられているが、現在はほとんどなくなっている。その行方は惑星科学の重要未解決問題の一つだが、惑星形成末期の金星で起こった激しい頻度の天体衝突「天体重爆撃」によって失われたという可能性が示された。

土星のA環は他の環より高密度で若い可能性

2015/09/04
探査機「カッシーニ」による土星の環の温度変化データとモデル計算の比較から、A環は他の環よりも密度が高く若い可能性が示された。

「あかり」が見た、「はやぶさ2」が向かう小惑星1999 JU3

2015/09/03
探査機「はやぶさ2」が向かう小惑星1999 JU3を、赤外線天文衛星「あかり」でとらえていた画像が公開された。

ニューホライズンズ、次の目標はカイパーベルト天体2014 MU69

2015/09/01
探査機「ニューホライズンズ」の次の探査目標天体として、冥王星よりさらに約16億km外側を公転しているカイパーベルト天体「2014 MU69」が選ばれる見通しとなった。

発見から330年、土星の衛星ディオネ

2015/08/25
8月17日、土星探査機「カッシーニ」が衛星「ディオネ」への5回目となるフライバイを行った。

「ひので」とIRISがとらえた太陽コロナ加熱メカニズムの観測的証拠

2015/08/24
日・米の太陽観測衛星「ひので」「IRIS」両機による共同観測とスーパーコンピュータ「アテルイ」による数値シミュレーションを組み合わせた研究から、太陽コロナ中で波のエネルギーが熱エネルギーへと変換される過程が世界で初めてとらえられた。コロナ加熱問題を解決する糸口となる過程で、問題の解明に弾みがつくと期待される。

木星や土星の核はゆっくり作られた小さな氷天体が集まってできた

2015/08/21
太陽系の2つの巨大ガス惑星、木星と土星の核は、ゆっくりと作られた数十cm程度の氷天体が集積してできたらしいことがコンピュータシミュレーションで示された。

土星のF環と羊飼い衛星の起源をシミュレーションで解明

2015/08/19
コンピュータシミュレーションにより、土星のF環とその羊飼い衛星「プロメテウス」「パンドラ」が、土星衛星の形成過程の最終段階で自然な副産物として形成されることが明らかにされた。