AstroArts Topics

太陽系

ニューホライズンズ、いよいよ明日冥王星に最接近

2015/07/13
冥王星最接近を明日14日の夜9時前(日本時間)に控えた探査機「ニューホライズンズ」からは連日、冥王星や衛星カロンの画像が送り届けられてくる。先週末から今日にかけて公開された画像には、暗明の領域が従来以上に鮮明に写っているほか、複雑な帯状領域、多角形状の模様、クレーターや崖と思われる地形などもとらえられている。

「あかつき」、金星周回に向け4回目の軌道修正

2015/07/10
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9日、今年12月7日に金星周回軌道への再投入を目指す探査機「あかつき」について、4回目となる軌道修正を今月17日から3回に分けて実施することを発表した。

冥王星の表面にクジラ、ドーナツ、ハート模様

2015/07/09
探査機ニューホライズンズの冥王星最接近まで残すところあと5日、距離は1000万kmを切った。撮影データから作られた冥王星の地図にはクジラやドーナツのような模様が、また7日に撮影されたばかりの画像にはハートのような明るい模様が見えている。

火星由来の隕石にファイアーオパール

2015/07/08
火星由来の「ナクラ隕石」に、小さなファイアーオパールが発見された。オパールは数百万年のスケールで火星の微生物を留め保存でき、火星の環境や生命についての手がかりを与えてくれる可能性がある。

ドーン、軌道変更を延期

2015/07/08
6月30日、準惑星ケレスを探査中の探査機「ドーン」に異常が発生し、同日実施予定だった軌道変更が延期となった。現在、探査機は正常に動作しており、軌道変更に遅れが生じても探査自体に大きな影響はないとのことだ。

ニューホライズンズ撮影、冥王星の最新高解像度画像

2015/07/07
探査機ニューホライズンズが7月1日と3日に撮影した冥王星の最新画像が公開された。

通信トラブルも回復 ニューホライズンズの冥王星接近まで1週間

2015/07/06
ニューホライズンズの観測による冥王星や衛星カロンの動画が公開され、その表面の特徴や色が明らかになりつつある。そんな中、冥王星最接近まで10日と迫った7月4日にニューホライズンズに異常が発生した。現在は通信が回復し、今後の探査は予定通り行われるとのことだ。

ニューホライズンズの冥王星最接近まで2週間

2015/06/30
探査機「ニューホライズンズ」の冥王星最接近まで2週間。冥王星とカロンの初のカラー動画が公開され、その日がますます楽しみになってきた。撮影画像には、衛星カロンの極が暗い様子もとらえられている。

チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の表面に水の氷

2015/06/25
探査機ロゼッタの観測で、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の表面に、水の氷とみられる明るい領域が多数見つかった。

日食を利用、太陽光がオゾンへ与える影響を調査

2015/06/17
国際宇宙ステーション搭載の機器SMILESで観測した日食時のデータの分析から、太陽の明るさの変化が地球大気中のオゾン量にどのような影響を与えるのかに関する研究が行われた。オゾンの生成や破壊を知るうえで重要な成果だ。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

ニューホライズンズ最接近まで1か月、冥王星の最新画像

2015/06/16
探査機「ニューホライズンズ」の冥王星最接近まで残すところ1か月となった。5月下旬から6月初めにかけて撮影された最新画像には、明暗が非常にはっきりととらえられている。それぞれの領域が何であるのかは、今後得られる分光観測データの分析が待たれるところだ。

史上初の彗星着陸から7か月 「フィラエ」からの信号を受信

2015/06/15
彗星探査機「ロゼッタ」の着陸機「フィラエ」が7か月ぶりに冬眠モードから目を覚まし、地上のオペレーションセンターと85秒間の交信を行った。

探査機撮影の動画公開 準惑星ケレスの周回飛行

2015/06/15
探査機「ドーン」がとらえた準惑星ケレスの姿が動画となって公開された。クレーターだらけのケレス地表を眺めながらの周回飛行を体感してみよう。同探査機は今月、さらに低軌道に移行しての観測を開始している。

冥王星の衛星「ニクス」と「ヒドラ」、予測不可能な不規則自転

2015/06/09
ハッブル宇宙望遠鏡の観測から、冥王星の衛星ニクスとヒドラが予測不可能な自転をしていることが明らかになった。これらの天体の表面に立ったとすれば、いつどの方向に日の出が見えるのかすらわからないだろう。

「はやぶさ2」のターゲットをすばる望遠鏡が撮影

2015/06/08
小惑星探査機「はやぶさ2」が向かう小惑星 「(162173) 1999 JU3」の姿を、すばる望遠鏡が撮影した。

ロゼッタ、彗星のコマで起こる分子分解プロセスを解明

2015/06/05
探査機「ロゼッタ」によるチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の探査から、彗星表面から噴き出す水分子と二酸化炭素分子の急速な分解を引き起こしているのは、これまで考えられてきた「太陽光」ではなく「電子」であることがわかった。

地球磁気圏にプラズマが作るチューブ状構造を初検出

2015/06/04
電波干渉計「MWA」による立体観測から、地球磁気圏にプラズマが作るチューブ状の構造が初めて検出された。

カッシーニ撮影、衛星ハイぺリオンの最新画像

2015/06/03
NASAの土星探査機「カッシーニ」が衛星ハイペリオンへの最後のフライバイを5月31日に行い、その際に撮影された画像が公開された。スポンジのような奇妙な姿がよくわかる。

ますます鮮明に!氷か塩か、ケレスで輝く謎の光点

2015/05/28
準惑星ケレスを周回中の探査機「ドーン」が、ケレスの地表に見られる謎の光点をさらに低い高度からとらえた。

地球からのプラズマ大気流出、太陽活動との関連を一歩解明

2015/05/28
極風(ポーラーウィンド)と呼ばれる地球の極域からの電離大気流出現象は、太陽活動の変化にはほとんど影響されないことが、人工衛星の観測データから明らかにされた。オーロラや磁気嵐といった現象や惑星の大気流出についての理解を進める研究成果で、系外惑星の研究にも応用が期待される。