AstroArts Topics

原始惑星系円盤

惑星誕生の現場をピンポイントで特定

2019/07/03
若い星を取り巻く原始惑星系円盤の中に、周囲より電波を強く放つ小さな場所が1か所発見された。惑星が今まさに形成されていると考えられる現場を初めてピンポイントで特定したものとみられる。

原始惑星系円盤の偏光観測からダークマターの正体に迫る

2019/06/06
原始惑星系円盤の偏光パターンの調査から、ダークマターの候補の一つである「アクシオン」と呼ばれる素粒子の性質に強い制限を付ける成果が得られた。

原始惑星系円盤の隙間に2つの惑星を直接撮像

2019/06/05
約370光年の距離にある若い恒星「PDS 70」を取り囲む円盤の隙間に、成長中の2つの惑星の姿がとらえられた。

原始惑星系円盤に隠された若い惑星系

2019/05/17
すばる望遠鏡の新装置による原始惑星系円盤の観測で、これまで円盤中の惑星から発せられていると考えられてきた光のほとんどが、実際は円盤の散乱光であることが明らかにされた。惑星は想定よりも小さいという可能性を示唆する結果である。

470光年彼方の原始ミニ太陽系

2019/03/19
アルマ望遠鏡による観測で、誕生から数百万年という若い星の周囲に広がる原始惑星系円盤の塵の分布が高解像度でとらえられ、太陽系と似たような構造をしていることが明らかにされた。

巨大赤ちゃん星の周りで塩を発見

2019/02/12
オリオン座大星雲の中にある巨大な若い星の周りの円盤中に、塩化ナトリウムが発見された。若い星の周りで塩が発見されたのは初めてのことだ。

急増光した若い星の周りに見つかった多数の有機分子

2019/02/08
アルマ望遠鏡による観測から、若い星を取り巻く原始惑星系円盤にメタノールやアセトアルデヒドなど多数の有機分子が発見された。

生まれたての原始惑星系円盤でも回転軸は不揃い?

2019/01/10
アルマ望遠鏡による観測で、生まれたばかりの原始惑星系円盤で回転軸の傾きが円盤の内と外でずれているものが初めて見つかった。

アルマ望遠鏡がシャープにとらえた惑星誕生20の現場

2018/12/13
アルマ望遠鏡による高解像度の観測で、20万歳から1300万歳と非常に若い星を取り巻く塵の原始惑星系円盤が鮮明にとらえられた。

幼い星の周囲に距離が大きく異なる4つの巨大ガス惑星

2018/10/19
200万歳という幼い星の周囲の原始惑星系円盤に、複数の巨大ガス惑星によって作られたと思われる隙間が見つかった。最も外側の惑星は既知のホットジュピターに比べて1000倍も遠いところに存在しており、どのようにしてこの惑星系が形成されたのかが興味深い謎となっている。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

形成中の系外惑星の撮像に成功

2018/07/09
約370光年彼方の若い星「PDS 70」を取り巻く塵の円盤中に、形成中の惑星が初めて撮像された。

多彩な構造を持つ、惑星が誕生する現場

2018/06/28
アルマ望遠鏡による若い星の観測から、星の周囲の円盤中に渦巻き腕や塵のかたまり、少しひしゃげた形に開いた円盤の穴といった構造が発見された。円盤内で形成されつつある惑星によって作られている構造かもしれない。

若い星の周りに生まれたばかりの惑星の存在証拠

2018/06/22
アルマ望遠鏡による若い星の観測から、誕生直後の3つの惑星の存在を示す確かな証拠が得られた。

ナノダイヤモンドからの特異なマイクロ波放射

2018/06/18
約20年前、宇宙マイクロ波背景放射の観測中に特異なマイクロ波放射が偶然検出された。最新の観測で、この特異なマイクロ波放射の起源として、原始惑星系円盤の中に存在する水素化ナノダイヤモンドの可能性が示唆された。

若い星を取り巻く多様な塵円盤

2018/04/13
超大型望遠鏡VLTの観測装置「SPHERE」が撮影した、若い星を取り巻く塵の円盤の画像が多数公開された。大きさや構造などが異なる、多種多様な円盤の姿がとらえられている。

10.5光年先に若い太陽系そっくりの惑星系

2017/05/09
NASAの空飛ぶ天文台「SOFIA」で10.5光年彼方の「エリダヌス座ε星系」を観測したところ、構造の一部が太陽系にとてもよく似ていることがわかった。

若い惑星系に残るガスは塵から供給された

2017/04/12
星の周りに広がる塵の円盤の電波観測から、炭素原子ガスの存在が明らかにされた。炭素原子ガスは一酸化炭素分子ガスの量の数十倍もあり、主に塵同士の衝突などで円盤に新たにガス成分が供給されているようだ。

アルマで直接観測、惑星系円盤誕生における問題解決の糸口

2017/02/08
原始惑星系円盤の観測から、ガスが円盤に降着する際に角運動量の一部を円盤の垂直方向に放出していることが明らかになった。惑星系円盤誕生の研究における大きな謎を解決するための、重要な糸口の発見である。

ガスと塵の分布が示す2つの惑星誕生の証拠

2016/12/15
アルマ望遠鏡の観測により、若い星を取り巻く塵とガスの円盤に、はっきりとした暗い隙間が複数見つかった。そのうち2か所には、それぞれ土星ほどの質量の惑星が存在しているとみられている。

アルマ望遠鏡、惑星の種の大きさと、その成長に迫る

2016/12/06
アルマ望遠鏡を使った若い星「HD 142527」の観測により、この星を取り巻く円盤を構成する塵粒子の大きさが初めて高精度で見積もられた。また、円盤内で塵の性質に偏りがあることも初めて明らかになった。